新年度に突入した4月、卯月も早いもので中旬となりました・・・。
ここ最近、外航クルーズ客船の日本への寄港数が右肩上がりですが、近畿圏では、神戸港や大阪港だけでなく、工業色の強かった姫路港や堺泉北港などの港にも寄港し始めたようです。
今年も春の訪れとともにクルーズ客船のシーズンが到来しているようです。
今日は、大阪港、神戸港ともに大型のクルーズ客船が入港とのことで、近場の神戸港・新港第4突堤のポートターミナルに着岸する大型クルーズ客船の姿を眺めに行きました。
2019年4月就航「エクスプローラードリーム」が、新港第四突堤に向けて静かに航路を進んで来ました。
ゲンティンクルーズラインのプレスリリースによると、スタークルーズの旗艦船だった「スーパースター ヴァーゴ」を2019年3月に約 3,000万米ドルをかけた改装を行い、新たに「エクスプローラードリーム」として2019年春よりドリームクルーズのブランドに投入したとのこと。
船名:EXPLORER DREAM 、総トン数:75,338 、バース:4Q1/Q2、入港日・時刻:4月14日(日) 8:00、出港日・時刻: 4月14日(日) 17:00、前港: 上海、次港: 上海、
全長:268m、全幅:32m、デッキ数:13、乗客定員:1,856、客室数:928
新港第四突堤の前面泊地あたりで、少し右に旋回し始めました。
旋回中
更に旋回中。船尾の推進器から真横方向に波が立っています。
ぐるりと回転。激しい波しぶき。
岸壁と平行方向に近づいてきました。
波しぶきもおさまり、微調整な感じ。
タグボートが1隻見守っていましたが、その助けも借りず自力で入港時の姿勢を90度以上右旋回させ、新港第四突堤に難なくスムースに着岸しました。
どうやら、近年のクルーズ客船の多くは、推進軸を90度以上変更できるポッド型電動推進器(スクリュー自体が回転)とサイドスラスター(船を横方向に動かすための動力装置)を備えており、泊地での回頭や離着岸時の操船性を高めているとのこと。この操船性を高める最新装備により、乗客の乗降時間の短縮、タグボートなどの補助船を不要とするなど、入出港時の時間ロスとコスト低減を可能としているようです。
遠方には、先程のクルーズ客船の白い船体も垣間見えました。
市章マークと川西倉庫と書かれた岸壁沿いの上屋。
上屋に接近してみますと、壁面傍に、「清水自動販売所」がありました。
船舶用清水自動販売機とのこと。
清水の自動販売機は、コイン(百円玉)専用とのこと。料金表を見ますと、下限値463リットル=200円、上限値4630リットル=2000円となっており、200円/463リットル刻みでした。つり銭は出ませんしお札も使えないとの注意書きあり。
この自動販売機にコインを入れて、ホースの設置してある岸壁で船に給水する仕組みのようです。
ここの岸壁に着岸していた船は給水が目的だったのかも。
小野浜町の岸壁の対岸、ポートアイランド北側には、大きなクレーンを備えた作業船が複数待機中でした。
日曜日なので工事はしていませんが、何やら大工事が進められているようです。
クルーズ客船が入港してきた航路側を眺めますと、六甲アイランド沖あたりでしょうか、こちらでも大きな作業船が3隻並んでました。かなりな高さの塔のようなものを装備してますので、地盤を改良する作業船でしょうか。
なんだかんだで神戸港のメジャースポットからマニアックなスポットまで巡ることとなりました。
そして、いつの間にか日曜日も夜になりました・・・。
(おしまい)
(^^)/