西武池袋線「飯能短絡線」計画どうなった? 西武特急の飯能と秩父間の座席後ろ向き走行について。 | 「ポートレート スタジオ ファイン」 =「ファイン メディア コンテンツ ジャパン」

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乗りものニュース

「飯能短絡線」計画どうなった?

特急「ちちぶ」の車両(画像:写真AC)。

 西武ホールディングス(HD)は2024年6月21日(金)、第19回定時株主総会を埼玉県所沢市で開催しました。

 

株主から経営陣へ様々な質問が寄せられましたが、鉄道事業に関しては、特急「ちちぶ」の一部区間における「逆向き走行」を解消する短絡線計画に関する質問もありました。

 

【画像】宙に浮いたまま..これが「飯能短絡線」のルートです 

 

「秩父へ向かう特急は、座席が逆向きで走る区間がある。景色の良い西武秩父線の車窓を、座席が進行方向を向いた形で楽しむことはできないか。

 

また、西武秩父線内で進行方向が逆向きにならない西武新宿と秩父を結ぶ特急を設定してほしい」  株主総会では、このような声があがりました。  

 

池袋と西武秩父を最速78分で結ぶ特急「ちちぶ」は、ちょうど中間地点となる飯能駅で列車の進行方向が変わります。

 

池袋駅から西へ進んできた池袋線は、飯能駅でいったん北東に向かうため、走る線路の方向自体が変わることが要因です。    

 

西武秩父発の特急列車は、途中駅から乗車する利用者も多い飯能~池袋間で座席が逆向きで走ることを防ぐため、西武秩父駅の発車時から座席が逆向きでセットされています。

 

    これを解消すべく、元加治駅(飯能駅の池袋寄りにある隣駅)と東飯能駅を直接結ぶ短絡線の計画が古くからあり、既に建設用地も確保されています。実現すれば、列車の方向転換にかかる手間と時間が解消され、所要時間も短くなります。ただ、短絡線には特急列車が飯能駅を経由しなくなるというデメリットもあります。

 

飯能駅と東飯能駅はすぐ近くであり、

飯能行きは飯能駅に、

西武秩父行きは東飯能駅に

停車すれば、

飯能市内の問題はない。

 

東飯能駅は八高線と乗り換えができ、

秩父への乗客の増加が見込められる。

 

東飯能駅を1ホーム2線にする。

特急が池袋方向から東飯能駅に到着したときにホームの反対側から飯能行きを出発。

 

特急が西武秩父方面から東飯能駅に到着したら、特急は飯能短絡戦で元加治へいけばよい。

各駅停車飯能駅が接続すればいい。

 

飯能短絡戦は複線の用地確保ができていて、

東飯能駅も1ホーム1線ではなく、1ホーム2線になるよう駅ができている。

武蔵丘車両基地まで複線になれば、西武池袋線の事故時のダイヤ回復は早くなるだろう。