成城学園初等学校…遊びも散歩も授業?『つながり』を育む小学校「THE名門校 日本全国すごい学校名 | 「ポートレート スタジオ ファイン」 =「ファイン メディア コンテンツ ジャパン」

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2023/3/25(土) 午前10時30分

 

 成城学園初等学校…遊びも散歩も授業?

『つながり』を育む小学校 

 

今回は小学校、成城学園初等学校。

1917年、文部官僚だった澤柳政太郎氏が実験的教育の場として創立した。

 

卒業生には学者や経済人、アーティストなど、多分野で活躍する個性的人物が多い。

 

その礎を育んだ『人間性』と『つながり』を重視する教育と他校にはないユニークな現場方針に迫った。

 

東京世田谷区。成城学園前駅から徒歩4分…そこに『幼稚園から大学までの一貫教育』を1つのキャンパスで行う成城学園がある。

 

小学校にあたる初等学校は、正門から入るとキャンパスの一番奥。

 

令和元年に完成した、

2階建てが3棟並ぶ新校舎だ。

 

教室や廊下はまるでロッジのような木の温もりにあふれ、クラスには『松組』『白樺組』『竹組』など植物の名前がつけられている。

 

校庭にあたる全面人工芝の『広場』は、下校時間一杯まで元気に駆け回る子供たちの声がこだまする。

 

『自由に遊ぶ時間』や『散歩する時間』など独自の授業が子供の発想力を伸ばしている。そんな初等学校の中を歩いていると、すぐに気づくことがある。

 

子供たちが先生のことを「たかちゃん」や「くうちゃん」とあだ名で呼んでいるのだ。もちろんこれも学校方針。

 

子供たちと先生の心の垣根を無くすことで、年齢差を超えた気配りに長けた『人間性』と『つながり』を自然と身につけていくのだ。

 

『年齢差を超えたつながり』は教室掃除でも育まれている。上級生下級生が力を合わせ、ワイワイ言いながら掃除する楽しい時間だ。

 

さらに『つながり』は保護者と学校の間でも結ばれている。

参観日はなく、保護者は毎日自由に授業を見学できるのだ。

 

子供・先生・保護者…三位一体の教育が日々の生活の中で実践される。

これこそ学校最大の力なのだ。

 

そんな『つながり』の大切さを最も象徴的に表している授業がある。それが劇の授業だ

 

初等学校は『演劇教育の元祖』とも呼ばれ、劇を通じて級友の絆を深めている。

 

そんな中6年生にとって最後の発表会が迫っていた…

 

芸能界で、子役上がりは、成人になって伸びない。

 

学校の授業として、

作文と演劇があり、

文筆家、俳優、音楽家、映画監督など、

芸能・芸術関係にすすむ卒業生は多い。

 

 

世界的な指揮者の小澤征爾氏は成城学園中学高校から、斉藤先生を頼りに桐朋大学に進学。小学校は成城ではない。

 

成城学園のピアノで練習していたと聞く。

自宅は新松田あたり、遠距離通学だった。

現在は成城のほか、世界数カ所に家がある。

ご子息は成城学園。大学まで成城。

 

斉藤記念コンサートは長野県松本市で開催。

長野県松本市は斉藤先生の故郷であり、澤柳先生の故郷でもある。