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自民党の岸田派は5日、東京都内でパーティーを開き、会長を務める岸田前政調会長は、次の総裁選挙をにらみ、派閥を拡大させたい意向を強調した。

 

自民党・岸田前政調会長「より大きな政治の塊が不可欠であるとも思っている。残念ながら、われわれ宏池会、過去に何度か分裂の歴史を繰り返してきた」

 

岸田氏の発言は、2021年秋の自民党総裁選をにらみ、かつて同じ派閥だった麻生派などとの合流を念頭に置いたものとみられる。

 

また、岸田氏の後見人である古賀元幹事長は、派閥の名誉会長を退く意向を岸田氏に伝えた。

古賀氏が退くことで、「派閥拡大に有利に働く」と歓迎する声があがる一方、前面に出る岸田の求心力を不安視する見方も出ている。