大量の写真の中から、厳選して主要作品をプリントしています。
作品の出来栄えは、プリントをする用紙とプリンタの設定で、ほぼ決まってしまう。
インクも写真用紙も、あっという間になくなってしまう。
時間がかかるし、金もかかる。
これからもデジタルデータを中心、ネット中心は変わりません。
ただし、ネットのデータも、大判のプリントはやってみて、
データの確認はしておいた方が無難。
微妙なところは、モニターだけでは気が付かないことがあります。
厳選した主要作品は、A4のみならずA3ノビでプリントをやって、確認した方がいいでしょう。
プリントで確認してみて、もう一度データに戻り、
フォトショップのトーンカーブを微調整するだけでも、
作品がよくなります。
着物の場合は、コントラストをわずかに高めにしておいた方が、鮮やかで綺麗な感じです。
撮影時も問題もあります。
モデルにしっかり光をあてるということ。影をどうするかも考えて・・・
レフ板でも、ストロボでも、モデルにしっかり光をあてること。
アマチュアの場合は光の状態が悪くても、撮影せざるをえない場合がほとんどです。
内蔵ストロボをすべてではなく、一部のカットに使用しておくと、無難ですね。
今回プリントした作品で、遠くの客席から撮影したにも関わらず、
舞台写真が詳細に綺麗に撮影されていました。
舞台照明が明るく、しかもスポットをあてていますから、
手持ちの望遠レンズでも、ぶれずに撮影できていました。
先日のハウススタジオで「自然光で撮りましょう」と指導を受けた写真が、
周囲は明るくても、モデル自身が暗くて、光量不足で肌がきれいなりません。
フォトショップで何とか救っています。
エポックではなく、銀レフでやれば、
距離があってもモデルに光はとどくのですが、
ひとり3分という時間では不可能でした。
もう一つはピント。
最近は高性能のカメラのフォーカスの点数が多く、
カメラ任せで撮影しているカメラマンが多いでしょう。
私もキャノンのカメラではやってしまうこともあります。
前ピンになりやすいのです。最も近いところにピントがあいます。
ニコンのカメラで手動で目にピントを合わせて、
ニコンのRAW現像ソフトでフォーカスポイントを確かめながらRAW現像している写真を選んだ方が確実に思えました。