映像と動画がどこがどのように違うのか、
私は写真とは別に映像を学び、撮影をしてきました。
現在の最大の悩みは、膨大なテープのストックをどうするかということ。
それについては、別途ブログの記事を書いているとおりです。
一眼レフカメラの動画機能については、
アマチュア写真団体の主要メンバーはどちらかというと否定的です。
映像については各地にビデオクラブがありますが、大規模な組織はない模様です。
業務用については、映画会社、放送局、映像制作会社、下請けフリーまで、
階層的な構造になっています。
ビデオや映像については、業務用と民生用(家庭用)が完全に分かれています。
もっとも業務用の低価格・小型機種と、民生用の最高機種は、
実質的に音声を別にすれば、ほぼ同一です。
これからは放送局とか、映像制作会社とか、法人ではなく、
個人で映像制作・製作する時代です。
監督ではなく、映像作家や映像芸術家が活躍する時代です。
映像製作会社・映画会社の勤務者・関係者であっても、職種が別れており、
プロデューサー兼ディレクター兼カメラマンのような人物はいないようです。
これからはそのような著作権を所有した人物が誕生するでしょう。
業務用のビデオカメラは極めて高価格で、
映像カメラマンは一般的にカメラを操作はできても、所有はしていないようです。
そこが写真の世界と映像の世界が違うことです。
民生用・家庭用のビデオカメラは、写真で言えばコンパクトカメラです。
映像表現はできません。
ところが、デジタル一眼レフカメラまたはデジタル一眼カメラの動画機能を使えば、
高価格の業務用ビデオカメラに迫る映像が撮影できてしまうのです。
個人でも、カメラとレンズが購入できる価格です。
CP+2013 プロ向けデジタル一眼レフ動画セミナーはすでに満席
出遅れました。
月末は忙しいのと、他の用事と重なり、CP+だけとはいかない事情があります。
世の中変わった。
最も重要なのは感性、芸術的センス。
それは大企業ではなく、個人の天性、閃きによるのです。
アップルもグーグルもアマゾンも、
個人のネットへの情報発信を支援しているように見受けられます。
一眼レフカメラや一眼カメラの動画機能は
固定ショットで短時間であれば撮影しやすいのです。
しかし、カメラを動かしたり、ズームをしたり、長時間撮影には向いていません。
もっとも大きな問題は、動いているものやレンズ交換した場合の、
オートフォーカスです。
CP+では、その辺をよく確認しながら、
できるだけ試写をしてみようと思います。
デジタル一眼レフカメラのフルサイズの機種が各メーカーから発売されたこと、
デジタル一眼レフカメラ&デジタル一眼カメラの動画機能が充実したこと、
その二つが今回のCP+の見所ではないでしょうか。
写真は写真と考えるのか、
写真と映像の融合を考えるのか、
それは個々のユーザーが決めることであり、
どちらもありでしょう。