イメージフォーラム映像研究所の夏季課題作品として、
ドキュメンタリー「祇園祭」を製作しました。
夏季課題作品は、テーマも自由、上映時間も自由です。
実は、企画から製作まで、二転三転しました。
もっともはじめは、京都のある人々を撮影したく、許可申請をしたのですが、取れませんでした。
次に、「祇園祭」を撮影しました。
はじめは旅行記として、ひょっとしたら京都の情景描写に使えるかな
という軽い気持ちで撮影しました。
歴史がある伝統行事であり観光地ですから、
警備の警官も撮影の邪魔をしないように腰をかがめて通ります。
3番目は、いわいるインディーズのダンサーやシンガーの映像を撮影しようと検討しました。
実際に一部の撮影もして、綺麗に映っているのですが、問題は音楽の著作権です。
映像の勉強程度であれば許されると思いますが・・・
舞台だけ撮影しても作品として意味があるのか・・・
撮影する前の打ち合わせができていなかったのです。
4番目は、浅草のサンバカーニバルです。
豪雨の中、ダンサーたちは踊っており、迫力のある映像でした。
事前に撮影許可をとり、自由に動き回ることができれば、いい作品になったことは間違いありません。
しかし、主催者側委託イベント会社の社員と思われる人が、
頻繁に直前を横切り、音楽なので途中で切ることができません。
もう一箇所、移動したところはゴール地点で、
ダンサーも乗りに乗っていたのですが、
狭いところなので左右にパンができません。
また、一般的に祭りは被写体に了解を取る必要がないと言われていますが、
日本でサンバの衣装を着ている場合は、顔がわかる場合は了解をとらないと不安です。
以上、総合的に判断して、
見栄えのあるシーンが一番多く、
写真はかなり出回っており、ビデオもあるでしょうが、
「祇園祭」のハイライト、宵山と山鉾巡行を撮影した映像作品
になりました。