皮なめしの道具を新調しましたのでご紹介。
職人に切り出してもらった“クスノキの板”と著名な刀鍛冶に打ってもらった“刃物”。
両方とも湾曲した特殊な形状をしています。
まずはクスノキの板の上に石灰で膨潤した鹿皮を置きます。
皮を腰で押さえつつ刃物をこすりつける。
すると、
残った毛根や毛穴に詰まった油分がみるみる落ちていきます。
これは“垢出し”という作業。
特に野生獣は厳しい環境で育つ為毛根がしっかりしており通常の脱毛では毛根部分が結構残ってしまいます。そのまま鞣しを行う事も出来ますが、一手間かける事で革の仕上がりはかなり変わってきます。
鞣し上がりが待ち遠しいですね。
タツノラボからでした。
今週から五反田TOCにて展示会に出展しております。
エシカルエリアにて鹿革、鹿革製品、鹿角オブジェ、鹿膠、などなど、害獣として駆除された鹿をまるごと使う提案を行っておりますのでご興味のある方は是非!
宜しくお願い致します!