最近介護の仕事に復帰し、
利用者さんの「ありがとう」の言葉や
「笑顔」に癒されながら
充実感に浸っていた私ですが・・・
忘れていました。
この仕事の悲しく辛い現実を・・・。
「ありがとう。また来てな。」
「また来週来ますね。」
でも、その言葉が最期になってしまう現実
久しぶりに直面してしまいました。
あの会話を交わした翌日に
永眠されました。
その事を知った時、涙が溢れてきました。
そして、「最期に大好きなお風呂に入れて
ゆったりとした気分を味わい、
綺麗にしてもらって逝けた事に感謝しています。」
と、ご家族の方から言って頂けたと聞いて、
溢れる涙を止めることが出来ませんでした。
長い入院生活が続き、
「今年いっぱい寿命があるかどうか」
と、担当医に宣告され、ご家族の方は
家で最期を看取る覚悟を決めました。
そして、お風呂が大好きなHさんの為にと、
2週間に一度、訪問入浴を利用して下さいました。
初回利用時、
久しぶりの入浴に
「あ~,気もち良いわ~。ありがと~」
と、酸素チューブをはめたまま、とびきりの笑顔を
見せてくれたHさん。
そして、私達の帰り際に
「今度いつ来てくれるん?」
私:「2週間後にまた来させて頂きますね。」
「2週間後かぁ、待ちきれへんわ~」
と、言って頂き、幸せな気分になりました。
僅か3回の訪問。
その1回1回の思い出が胸に刻まれています。
僅か3回だけだけど、Hさんに出会えて良かった。
Hさんのご家族の温かさに触れることが出来て良かった。
さぁ、泣いてる場合ではありません。
訪問入浴を心待ちにして下さっている方々の為に、
笑顔で元気よく行ってこよう!!
「おはようございます。」
もしかしたら最後になるかも知れない方に、
後悔の無い様に、丁寧に接しよう!!
そして、毎回感じていたい。
「今日も○○さんに会えて良かった」と。