★1978年 ダイヤペット&英コーギー 初代プレリュードのバリエーション | ポルシェ356Aカレラ

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★歳の差夫婦
僕のところも約二回り差なので世間的には歳の差が大きい夫婦ということにはなると思いますが、先日、縁あって夫婦で会食をした、加藤茶と同じ1943(昭和18)年生れで今年80歳、以前は大学で教職に就き、とある分野の専門家で居られる方の奥様が加藤茶の45歳差に迫る何と44歳年下の36歳ということで少々驚きました。
死別した前の奥様との間に子供はなく、所得が月に数百万という資産家でもあるため、親戚等には今回の入籍については一切内緒にし、まあ平均寿命からして自分は10年以内位で死ぬ可能性が高いので妻に全財産を相続すると記載した公正証書遺言も公証人役場で作ってある旨を伺い驚きましたが、全財産を相続させても惜しくない程に今の奥様を「愛している」し、「自分の死後に全財産を相続した妻が別の男性と再婚しても彼女が幸せになるのなら全く構わない」とも考えてのことなのだろうなと。。。まあ資産の桁が大きく違うにしても自分も一応同じような遺言を書いておいた方が賢明なのかもと、ふと思ったものでした。☆☆

★閑話休題
最近倉庫整理をして発掘した1970~1980年代にかけて購入したミニカーのダンボール箱から初代プレリュードのミニカーが一通り出てきましたので、今回はビンテージミニカーの記事としてダイヤペットと英コーギーの初代ホンダプレリュードのバリエーションをご紹介します。同じプレリュードなら2代目以降の方が一般には人気も高いため、初代プレリュードなんて興味がないと思われる向きも居られるとは思いますが、宜しければお付き合いくださいne☆☆☆


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★初代プレリュード
最初のプレリュード(SN型)は、1978(昭和53)年11月24日にプレス発表され翌11月25日よりホンダの新販売チャンネル「ベルノ店」立ち上げ時の専用販売車として発売されたホンダ初のスペシャルティカー。1970(昭和45)年にデビューしたホンダ1300クーペ~145クーペよりもラグジュアリーな性格を持ち、インテリ層に売れた初代シビックおよび初代アコードが販売されていた時代にデビューしています。FFのシャシーは既存車の流用ではなく新設計だったもの、エクステリア・デザインはシビックと近似したフロントマスクなどシビック2ドアスポーツ的なイメージを持ち、エンジンは特別にスポーティーなチューンアップを施さずアコードの90psのものをそのまま搭載していました(モデルライフ中に当初の90psがモデル末期には97psに若干パワーアップ)。
トピックとして、日本車初の電動サンルーフを殆どのグレードに標準装備したこと、スピードメーターとタコメーターが同心円上に二重に配置されたデザインを採用したことが特筆されます。
1982(昭和57)年11月25日に2代目プレリュードにバトンを渡すまでの丸4年間に約31万3,000台が生産されたうち、国内販売は5分の1の6万台程度で大半が輸出されています。


【1978年 ホンダ プレリュードXR (型式M10A) 主要スペック】(1978 Honda Prelude XR Specifications) 
全長4090mm・全幅1635mm・全高1290mm・ホイールベース2320mm・車重900kg・駆動方式FF・EK型4サイクルSOHC水冷直列4気筒1750cc・最高出力90ps/5300rpm・最大トルク13.5kgm/3000rpm・最小回転半径5m・前輪ディスクブレーキ・変速機5速MT・乗車定員4名(2+2)、最高速度154km・60㎞定地走行燃費21km/ℓ・ラジアルタイヤ175/70SR13・リアワイパー/サンルーフ/4スピーカーカセットステレオ標準装備・新車販売価格: 138万円(東京店頭渡車両本体価格:オートマ車は+3.5万円)



●1978年~1979年ホンダプレリュード 実車カタログ等より








初期の4グレード


スピードメーターとタコメーターが同心円上に配置されたダッシュパネル



●1979年ホンダプレリュード広告
1979年のカーグラに掲載された、ホンダF-1のドライバーとしても有名なジョン・サーティース(1934年2月11日-2017年3月10日:当時45歳)を起用した広告。




【初代プレリュードの立体造形物(当時物)】
近年も書店売りスペシャルスケール1/24国産名車の1978年初期型XE、ハイストーリーの1982年最終型XXRとネオの輸出仕様1/43スケールと1/87スケールがリリースされていますが、当時物については、ダイキャストミニカーは1/40スケール(全長101㎜)のダイヤペット1978年初期型XRと1/36スケール(全長112㎜)の英コーギー1981年ガラスサンルーフ付輸出仕様、プラモデルは1/35のクラウンモデルの1978年初期型XR程度とモデル化は多くはなかったようです。1982年11月デビューの2代目発売時に配布されたインゴット製のホンダ公式ノベルティの置物も初代では出ていないと思われます。



●プレリュード・ミニカーの並び
大きい方から、1/24国産名車(Vol.107・2020年11月4日号)、1/36英コーギー、1/40ダイヤペット、1/87NEO(200台限定モデル)。










当時物ダイヤペットと英コーギーの箱




【chapter1】ダイヤペット1/40スケール1978年ホンダプレリュードXR

・発売時期: 1979(昭和54)年5月発売
・当時定価: 1000円
・品番: G-118(No.011-01489
・全長: 101㎜
・ギミック: 左右ドア・ボンネット・トランク・サンルーフ開閉アクション、シートバック可倒アクション
・バリエーション: 1stモデルは左右ドアに半開き状態のサイドウインドとドア内貼りパーツ付、2ndモデルでは省略。省略された理由は恐らくコスト的な問題だけではなく、半開き状態のサイドウインドが付いているとドア開閉が難しく、子供が無理に開けようとしてウインドを割ってしまうケースが多かったためのように思われます。
・カラーバリエーション: 金茶・黄色・赤・青 等(2002年8月発行NEKO MOOK389「国産ミニチュアカー考古学」146頁に米澤玩具でダイヤペットの企画等に携わった川端昭男氏が初代プレリュードのボディカラーについて「ゴールド、ブラウン、グリーン」と記載されていますが、ゴールドとブラウンは金茶のことと思われるものの、グリーンについては現物を見たことがなく、少数でも市場に出ているのか不明)
・特記事項: 箱にプレリュードXRの印字があるものの、モデルはXR専用の星型アルミを履いておらず、実車ではハニカムグリルと呼ばれたグリルの意匠も実車とは異なります。しかし、フル開閉アクションを持ちながら破綻のないプロポーション、ボンネット周りに別パーツが多数付くなど細密感もある造りから傑作モデルと言える1台。
・2023年現在の市場評価額: 4000~5000円程度(1st/2ndを問わず箱付美品の場合)


●ダイヤペット1978年1/40ホンダ プレリュード4色の並び






1台は武蔵小金井の西友のシール付






●ダイヤペット1978年プレリュード 金茶(2ndモデル)
箱の写真の金茶は半開き状態のサイドウインドを付けた1stモデルですが、このモデルはサイドウインドが省略された2ndモデル。








●ダイヤペット1978年プレリュード 黄色(1stモデル)
半開き状態のサイドウインドとドア内貼付の貴重な1stモデル。








アコードと同じEK型エンジンを再現


内貼り付ドアと室内


シャシー裏




●ダイヤペット1978年プレリュード 赤(2ndモデル)
サイドウインドなしの2ndモデル。








●ダイヤペット1978年プレリュード 青(2ndモデル)
サイドウインドなしの2nd









【chapter2】英コーギー1/36スケール1981年ホンダプレリュード輸出仕様・右ハンドル

・発売時期: 1981(昭和56)年
・当時定価: 国内単品1600円、グライダートレーラーセット3500円
・品番: 単品No.345、グライダートレーラーセット GIFTset No.2
・全長: 112㎜
・ギミック: 左右ドア開閉アクション
・カラーバリエーション: 青メタ・黄色・クリーム(グライダートレーラーセット専用)
・2023年現在の市場評価額: 単品3500~4000円程度、グライダートレーラーセット5000円~8000円程度(箱付美品の場合)


●英コーギー1/36初代プレリュード 青メタ・黄色・クリーム 3色の並び












室内は簡略ながら一応再現されています。


1980年以降に採用されたガラスサンルーフ仕様


シャシー裏




●グライダートレーラーセット
ちょうど40年前の1983(昭和58)年8月18日、日暮里のイケダで購入。定価3500円と当時としては高額だったため少々迷いつつもプレリュードのクリーム色はこれを買わないと入手できないため思い切って入手したもの。グライダーはプラ製で、おそらくあまり沢山は輸入されていないセットと思います。箱は横幅49㎝と巨大で保管に困るサイズです。同時期のトミカのギフトセットのような高額プレミアは付かないものの、存在自体があまり知られていないモデルと思います。










【参考】クラウンモデル1/35スケール1978年ホンダプレリュードXR プラモデル
Webからの拝借画像。2代目以降に比べるとマイナーな存在と言える初代プレリュードですが、プラモデルは他にも出ていたでしょうか。。






1978年初代プレリュードの実車カタログについては、2013年4月7日の「自動車カタログ棚からシリーズ」第127回記事をご参照ください。



※1978年 初代プレリュード テレビCM
唄:ゴダイゴ







★オマケ(その1):アピタ ピアゴ オリジナル 1/59トヨタ2000GT ワイルドスタイルVol.4
2023年9月30日(土)発売新製品。税込定価825円。都内には販売店がないため通販で購入。基本重複入手は取り止めているものの送料が加算されると1台では割高となることと、モノがトヨタ2000GTということから購入制限台数の3台購入。ブリティッシュグリーンがなかなか良い雰囲気です。








★オマケ(その2): プレイアート トヨタ2000GTオープン 蛍光ピンク 超高額
2023年10月1日夜終了のヤフオクにこれまで一度も見たことがないカラーで元箱が付いていることからリペイントではないように思えて1万円位までなら欲しいかもと思って様子を見ていたら、何と遠く及ばない6桁超えの超高額となりビックリ(@_@)




★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Nowhere Man」 1965
アルバム「ラバー・ソウル」A面4曲目。邦題:ひとりぼっちのあいつ。日本では鑑定団のオープニング曲として有名なHELPと並んでジョンの内面を唄った名曲の一つ。これは、1966(昭和41)年武道館公演での映像を散りばめた動画。