★1970年代 黒箱トミカ乗用車 発掘!!【第2回】サメブル・230セドリック・ブタケツローレル | ポルシェ356Aカレラ

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手許のコレクションでダブって持っているモノや不要なモノなどを5月19日(金)夜終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧ください (以下は抜粋。赤字クリックでヤフオクに飛びます)☆☆



1)herpa 1/87 ポルシェ911ターボ 930&993 1995年クリスマス限定セット
28年前(2023年現在)のヘルパ1995年クリスマス限定HOスケール ポルシェターボ2台セット。サンタフィギュア付。当時定価:税抜3500円と当時のトミカが10台買える高額商品でした。最初のターボである930と発売時点では最新の993の2台セットで964も含む3台セットでなかったのは少々残念ながら、日本に入荷した数の少ない貴重なセット。







2)マッチボックスNo.29 1/70オースチンA55ケンブリッジ 緑ツートン 箱無・ニアミント
渋い英車ですが、日産がノックダウンしたA40サマーセットやA50ケンブリッジと比べると随分とモダナイズした印象のセダン。







3)マッチボックスSF22番1/72ポンティアックGPスポーツクーペ紫 箱付・難有
ボディカラーが旧ホイール時代の赤から紫に変更され、ドア開閉アクションが消えています。




★閑話休題
今日は前回に引き続き、入手した記憶があるのに過去25年くらい行方不明だった黒箱トミカ乗用車のコレクション発掘の第2弾として、3車種をご紹介しますne♪☆☆

(記事の冒頭は前回記事と同じです)


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黒箱トミカの貴重な乗用車群発掘!
1970年代から1980年代初め頃までに集めた黒箱トミカの乗用車群が1990年代の終り頃からどこに仕舞ったのか判らなくなり行方不明となっていたのですが、この2023年のゴールデンウィークに倉庫の大整理をした結果、ダンボール箱30個位をどかした先に小学生の頃に作ったタミヤのニッサンR381の空箱に入れて仕舞ってあるのを約四半世紀ぶりに発掘/発見しました。
トミカについては1980年代後半のイケダ特注のR31パトカー&消防指令車や1990年代のR32などのガリバー等の特注品を100台強、1台約1000円10万円一括で売ってしまったのとスーパーギフトを15年程前に15万円で売ってしまったのですが(その後、買い戻したくなっても手元にあったものと同様の箱も含めて新品同様の状態のトミカの再入手は困難なこととビンテージ・トミカの価格が全般に上がっているため売ったことを少々後悔しています)、それ以外は、売却した記憶はなく盗まれる訳もないため、一体どこに消えたのか不思議に思っていたのです。

トミカを仕舞ってあったのは、このタミヤの1/18ニッサンR381モーターライズ初版の箱(サイズ:縦26.5×横46.5×厚さ5.8㎝)です。



中味が重いと思ったら、ワォ!やっと発見!


中に黒箱トミカの乗用車が2段重ねで計66台・・・・・香港、1A(旧1S)ホイール、新宿小田急や横浜高島屋の特注品も含め、貴重品がギッシリです。大半はリアルタイムに定価(1台180円~280円位)で購入したものです(香港製等の一部は500円~1000円位の当時としてはプレ値で購入)。


今日はこの新たに見つかった黒箱トミカ乗用車の中から前回に引き続き3車種をピックアップして御紹介します。本来は実車についての解説も加えるなどして1車種1記事に出来るレベルの価値のあるミニカーと思いますが、3車種1記事程度に纏めて、順次、ご紹介したいと思います☆☆



トミカNo.18-2番1/62スケール 1973年ニッサン ブルーバードU2000GT-X
18-1ホンダTN360の後釜として1974(昭和49)年10月発売。新宿小田急のシルバーは前回の記事でご紹介した117の水色と同様、今でこそ高額化していますが、当時は現在の初回限定トミカのように発売日に並ばないと買えないようなことはなく、発売から半年位経っても新宿小田急の店頭に残っていた記憶があります。モチーフとした実車は1971年発売の610ブルーバードことブルーバードUに6気筒L20を積んだ所謂サメブル。サメブルの当時物としては他にダイヤペットが1/40スケールで4ドアセダンのノーマルと個人タクシー仕様をリリースしています。












トミカNo.33-1番1/65スケール 1971年ニッサン セドリック(230型)
香港製トミカの1台。1972(昭和47)年2月発売。この個体は1978(昭和53)年の初頭、日暮里に移転前の高島平時代のイケダで500円のプレ値で購入。モチーフとなった実車の3代目セドリック230型はグロリアと双生児となった第1世代。個人的には1970年代後半に教習所で乗った車がセドグロは230と330だったこともあり、半世紀以上経った現在でもあまり古い車という感じがしません。




箱サイド・開け口片側には丸いボディカラー表示とMade in Hong Kongの印字。


当時、香港製トミカは品質が悪いとも言われましたが、前回ご紹介したカペラと同様にテールライトに赤の色差しがされるなど実感的な造りで手間を掛け丁寧に造られています。






裏板にもリア側に Hong Kongの刻印。



香港トミカを意識して制作された印象のTLV-N205a 1/64スケール1971年230セドリック2000GLとの並び。








トミカNo.74-1番1/63スケール 1972年ニッサン ローレル 2000SGX
1973(昭和48)年6月発売。14-1の初代ローレルHTに続きトミカのラインナップに加わった2代目ローレル、所謂ブタケツ。髙村様が提唱して広まった2代目クラウン初期型の愛称「涙目」のような上品かつロマンティックなものではなく、少々下品ながらも顔とお尻が豚のようなイメージの実車を上手く表現していると思います。通常品は黄緑のみ(スタントセットの黒ホイールなどホイール違い有)。新宿小田急限定品として緑メタリック、1977年夏にリリースされた4台入りギフトセット「レジャーカーシリーズ」の一員としてサーフィンキャリアを載せた赤、更に単品絶版後の1982年6月には喝徒飛競争車(カットビレーサー)セットでメタリックピンクが出ています。










レジャーカーセット赤・小田急 緑・通常 黄緑






初期トミカの傑作フランスベッドキャンピングカー牽引遊び♪









オマケ(その1):1961年縦目セドリックバンが写る天賞堂広告
鉄道ファン1961年12月号に掲載された天賞堂の広告。ドアにTensyhodoのロゴを入れた初期の縦目セドリックバンが写っています。


セドバンの手前の大阪交通科学館へ納入された1/20国鉄電車群の大阪への搬送にもこのセドバンが使われたのでしょうか。




オマケ(その2): 今日のビートルズ「Bad Boy」 1965
前回の「Dizzy Miss Lizzy」と同じくジョンより5歳年長でジョンと同じ1980年に44歳で他界したラリー・ウィリアムズ(1935年5月10日-1980年1月7日)が1958年にリリースした曲のジョンのボーカルによるカバー。この曲を聴くと1973年に衝撃のビートルズの完コピアルバム「MEET THE BAD BOYS」でレコードデビューした廣田龍人氏と清水仁氏を中心とするビートルズコピーバンド「ザ・バッド・ボーイズ」のライブを1974年に中野サンプラザへ観に行ったことを思い出します。