4/29(月・祝)e-道再申請 香港の旅 3日目~その3~【完】 | ちいたろうのお出かけ日記

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 中環の添好運は、機場快綫のインタウンチェックインのすぐ前にあります。どことなく、フードコート感が漂う店舗です。


 席に着くとまずはお茶を聞かれるので、大好きな普洱をお願いします。それから、こちらも大好きな晶瑩鮮蝦餃と免治牛肉腸を注文しました。いつものメニューと言えばそれまでなのですが、やはり定番は外せません。
 ポットと一緒にボウルが出されるのは、香港ならでは。熱いお茶でザブザブと食器を洗うと、気持ちもスッキリするから不思議です
 プリプリのエビも腸粉のモチモチした食感も、普段はなかなか食べられません。こんな時、
「あぁ、香港にいるんだ」
と嬉しくなってしまいます。


 しかし、今日はあまりのんびりもしていられません。ポットにまだ少しお茶が残っているのを名残惜しく思いつつ、会計を済ませます。


 店を出ると、時刻は12:39。エアポートエクスプレスなら、ここから24分で機場站に着きます。東涌綫だと、30分弱で東湧站に着いて、そこからバスで機場に向かうことになります。
「東涌綫でもなんとか間に合うだろう」
 そう見込んで、下の階の改札に向かいました。


 東涌綫の電車は、12:46に香港站を発車。大丈夫だと思ってはいても、間に合うかどうか、ちょっとしたドキドキ感を味わいます。
 途中から乗ってきた西アジア系の乗客が、私の隣に座りました。この方が連れていた赤ちゃんが、目がクリクリでとても可愛らしい。こちらをじっと見つめるので、つい相手をしてしまいます。
 彼らは欣澳站で降りていったので、もしかするとディズニーランドにでも行くのかもしれません。
 13:12、東涌站に到着。駅の向かいにあるバスターミナルに行くと、機場へ向かうS1のバスがちょうど発車していくのが見えました。でも、次のバスもすぐに来て、13:21に発車。空港の周辺をグルグル回ったようにも思うのですが、13:36には機場に到着。無事、間に合いました。


 さぁ、ここからはなるべく早く行って、ラウンジでひと息つきたいところです。
「『香港』航空なんだから、香港の空港には自動チェックイン機があるはず」
 カウンターの前には長い列ができていましたが、その手前に自動チェックイン機はありました。預ける手荷物もないので、これで手続きをすれば、あとは保安検査場に直行できます。
 けれども、パスポートを読み込ませて操作してもうまくいきません。近くにいた女性の係員が、「May I help you?」と言って手伝ってくれたのですが、何がよくなかったのか、機械が一度止まってしまいました。
 すると女性は私に「Flight Number?」と聞きます。こうなると、つい「大丈夫なのかなぁ」と心配になりますが、彼女が何やら操作すると、無事に成田行きの搭乗券が発券されました。
 保安検査場に行くと、何やら前が詰まっています。スーパーなんかのレジと同じで、たまたま自分が並んだところがとても遅く感じるのは気のせいでしょうか。
 イミグレーションは機械のゲートで通過して、いよいよ機場の中へ。
「何はともあれ、ラウンジだ」
 ラウンジのそばまで来てチケットを確認すると、15:25発のHX610のボーディングタイムは14:35。
「え? そんなに早いの?!」
 これだとラウンジへ行っても、「時間がない」と断られかねません。添好運に寄ったのが敗因か、それともバスで中環に行ったのが敗因か。でも、キチンとごはんを食べるのは大事なこと。潔くラウンジを諦めて、新交通システムに乗ってミッドフィールドコンコースのGATE202に向かいます。


 14:35にボーディングは始まらなかったものの、14:40すぎには始まりました。まずは、ビジネスクラスの乗客から。そう、エコノミークラスの搭乗は後になるということを忘れていたのです。
「それだったら、間に合ったかもしれないなぁ」
 私が機内に入る前に、搭乗口の表示はFinal Callとなりましたが、それでも、着席したのは15時過ぎ。
 そして、HX610(B-LMP)はほぼ定刻通り、15:24にプッシュバックが始まり、15:40、RWY07Rから離陸しました。


 香港の街の上空で雲に入ったものの、その後はとても穏やかなフライトで、急な揺れもほとんどありません。


 途中、CAさんたちが日本の税関のカードを配り始めたので1枚いただくと、なんと英語版。日本人はインターネットで手続きしろということなのでしょうか。まぁ、税関のカードに書かれていることはわかっているので、英語版でも問題はありません。


 成田に近づき、19:41頃、神津島を過ぎたあたりから揺れ始めました。19:55、ようやく地上の明かりが見えます。どうやら雲を抜けたようです。
 左手に一度成田空港を見て、折り返すようにして回り込んで、20:11、RWY16Lに着陸。第1ターミナルなのでここからが長く、20:33に14番スポットに到着。それでも、税関を抜けたのは20:48だから、なかなかよいタイムでした。
 今回の香港の旅は、e-道の更新以外にこれといった目的があったわけではありません。けれども、香港にいるということが、旅に出ているよ喜びを感じます。いざ香港に住むとなれば、香港で働くとなれば、また違うのかもしれません。けれども、たまに訪れる香港はとても魅力的で、すでに、「次はいつ行こうかな」と考えていたのでした。