4/26(金)e-道再申請 香港の旅 0日目 | ちいたろうのお出かけ日記

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いつかはあなたの住む街へ,行くかもしれません~♪。

 大型連休の過ごし方は、毎年の課題です。どこかへ出かけるにも混んでいる。けれど、東京にいても混んでいる。そうなると、いっそどこかへ遠出してしまうのも一つの手ではあるのですが、
「きっと高いだろうなぁ……」
と二の足を踏んでいました。
 コロナ禍も落ち着いてきて、最近ではオーバーツーリズムなんていう言葉も聞かれるほど。国内の観光地も賑わっているというニュースも見かけます。そうなると、海外にも目を向けたいところですが、大好きな香港行きのチケットを見てみると、なかなかのお値段。安くても6万円前後からが相場のようです。
 34年ぶりという言葉を毎日のように聞く円安のご時世。以前のように、格安では行けないとは思っていましたが、ある日ふと検索してみると、4月の終わりに4万円台のチケットを見つけました。
「これなら行ける」
 安いだけあって、金曜成田発の深夜便。翌日の未明に香港に到着する便で、使い勝手はあまりよくありません。けれど、逆に考えれば、仕事を終えてから出発することができるのです。
「いいじゃん。これ、いいじゃん!」
 金曜日の通常勤務を終えて、電車で成田空港へ向かいます。
「この電車はこの先、高砂からアクセス特急に種別変更します」
 そんなレアな列車に乗ったので、当初は京成の運賃をケチって本線経由で行こうと思っていたのですが、今回はそのまま乗って、初のアクセス線経由で成田空港に向かうことにします。
 これが、空いていてなんとも快適なのです。
「数百円の投資でこの快適さなら、アリだよなぁ」


 オンラインチェックインを済ませていたので、カウンターでの手続きはほんの数分で終了。さっさと保安検査場を抜け、出国手続きを済ませたら、I.A.S.S Superior Lounge 希和 -NOA-へ向かいます。第2ターミナルの虚空は何度か利用したのですが、こちらはどうでしょう。


 虚空よりも狭い印象のラウンジは結構混雑していて、係員に、
「お一人さまですか? それでは、あちらをご利用ください」
と、一番奥に一つ空いていたカウンター席に座るよう指示されました。
 食べ物は、以前利用した虚空よりも少しだけ私の好みに近くなっていて、21時のクローズまでのんびりさせてもらうことにします。


 折り返し便となるはずのHX610をFlightradar24で追いかけてみると、まだ九州のはるか沖を東に向かっています。さらに香港國際機場のサイトでチェックしてみると、定刻15:25発のところ、16:53に出発。香港は天気が悪いらしいので、そのせいかもしれません。
 1時間半も出発が遅れたのですから、当然成田への到着も遅れるはず。Flightradar24の予想到着時刻は21:41。でも、これは着陸の時刻のようなので、それからスポットまでタキシングすることを考えると、22時は覚悟しなければなりません。
「しまった。21:30がボーディングタイムだから楽勝だと思っていたのに、とんだ誤算だった」
 ここまで遅れると、以前なら、
「時間制限に引っかかって、離陸できないのでは?!」
と心配になるところですが、今はカーフュー内運航というのが定められ、24:30まではギリギリ離陸できるようです。しかし、1時間ほど遅れるのは間違い無いでしょう。


 14番ゲートに向かうと、HX611を待つ人たちがたくさんいました。日本語はヒソヒソと聞こえるのに対し、廣東語か中国語か分かりませんが、そちらの言葉は大きな声で聞こえてきます。


 やがて22:00過ぎにHX610(B-LHL)が到着し、22:30頃、当初の予定よりも1時間遅れて機内への案内が始まりました。
 アサインされたのは、窓側の一番後ろの席。途中にいたCAさんに「62」と伝えると、席まで案内してもらえました。
 私が長い傘を持っていたので、CAさんがそれを頭上の荷物棚に入れてくれるサービスっぷり。
「そのバッグはどうする?」
と聞かれたので、座席の下に置くと伝えると、CA三はにこやかに笑って荷物棚を指しながら、
「Don’t forget!」
と言いました。


 HX611(B-LHL)は22:50に動き出し、滑走路に向かいます。RWY16Rから23:01に離陸。雲が低いらしく、上昇して近づくと、ウイングレットの先から黒くベイパーを引いているのが見えます。
 九十九里で海の上に出て、西へと旋回します。しばらくは右手に東京の夜景が見えていたのですが、房総半島の上空を飛んでいる間に雲の中に入ってしまいました。これで窓側の景色はおしまいです。
 それからしばらくはウトウトしていたのですが、パンのサーブが始まった音で目が覚めました。座席のモニターで地図を確認すると、まだ紀伊半島の上空です。
 配られたパンはココナッツパン。ドリンクを聞かれたので、ダメもとでビールが欲しいと伝えてみると、青島ビールが提供されました。LCCではない香港航空です。


 その後も順調にパンのサーブが進んでいたのですが、23:57、アナウンスでキャビンクルーにも着席の指示が出ました。かなりの揺れとともに、ゴーッと大きな音がします。天気はあまりよくないのかもしれません。