1/19(土)行きますアルマス泊まります ゲストハウスを訪ねる長崎の旅 1日目〜その1~ | ちいたろうのお出かけ日記

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 週末はいつもどこかへ出かけていると周囲から思われている私。新しい年になって、週末にどこへも出かけずにいると、まわりの人たちから、
「え? まだ行かないの?」
「どうしたの?」
なんて言われる始末。
 年のはじめに茨城県まであんこうを食べに出かけたのですが、これだけだとみんなからは旅だと認めてもらえないようです。もう、オイラはフーテンの寅さんになるしかないのかもしれません。
 そんなこんなで、新年1発目(?)の旅の目的地は長崎。
「夏に泊まったゲストハウスにぜひ泊まりたい」
 ちょうど運良く予約が取れたので、土日を使っての週末旅に出かけることになりました。

 リムジンバスで羽田空港に着いて、朝ごはんに丸亀製麺のうどんを食べたら、さっさと保安検査場へ向かいます。
「フィルム入ってないですね?」
 荷物を機械に通すとき、男性係員に言われました。私が持っていたオリンパスPEN E-PL10がフィルムカメラかもしれないと思ったらしく、確認してくれたようです。
 思わず、
「懐かしいですね」
と答えました。昔は、高感度フィルムをX線検査機に通さないという常識があったのです。
 今ではフィルムを使う人はめっきり減りましたし、そんなことを知っている係員もだいぶ少なくなっているのではないでしょうか。
 せっかく大好きな宿に行くのですから、お土産に東京ばな奈を買って、それからカードラウンジへ。POWER LOUNGE NORTHの大きな窓からは、RWY16L/34Rがよく見えます。今月初めに痛ましい事故が起きた、羽田空港のC滑走路です。
 時折、南側から飛行機が降りてきます。素人の感想ではありますが、着陸時に滑走路上に何かがあったとしても、そこでどうにかできるとは到底思えません。痛ましい事故が今後起きないように、原因の究明と万全の対策がなされることを願います。


 53番搭乗口に向かうと、長崎行きのソラシドエア33便(6J33、JA67AN)は9:35出発の予定ですが、管制塔からの指示により待機しなければならないとのこと。それでも、9:30頃には機内への案内が始まりました。


 機内のアナウンスによれば、「当機は管制塔からの指示により、出発時刻の指定を受けております。この便の出発予定時刻は、10:06の予定です」とのこと。けれども、9:41にドアが閉まり、53番スポットを出発したのは9:47。10:06にはだいぶ早いのですが、ここでいう出発予定時刻というのは、滑走路を飛び立つ時刻なのでしょう。
 滑走路手前でしばらく待たされたのも、管制塔からの指示によるものなのかもしれません。


 前方で、JALのボーイング767-300が滑走路に入っていくのが見えました。それよりもさらに小さいボーイング737-800で運航される私たちの便は、767よりも後方から滑走を始めるようです。


 羽田空港で一番長い滑走路をいっぱいに使って、10:05、RWY34Rから離陸。湾岸エリアを眺めていたのですが、飛行機はあっという間に雲の中へ。雲の上に出て、窓から青空が見えたのは10:14頃。手元のスマートフォンに入れておいた地図によると、すでに八王子あたりまで飛んできていました。


 外はずっと雲しか見えないので、ドリンクサービスでスープをいただいたらお昼寝タイムに突入。私がウトウトしている間に、6J33はぐんぐん西へと飛んでいて、気がつくと九州上空に入っていました。
 11:34、雲の下に出ると、雲仙普賢岳が見えました。さらに高度を下げていくと、窓の外を水玉が走ります。外は雨が降っているようです。


 自宅から、長い傘を持ってきたので、そこまでの心配はありません。むしろ、忘れて帰らないようにしなければと、気持ちを引き締めます。
 11:42、長崎空港RWY32に着陸し、11:46、5番スポットに到着しました。


 バス乗り場に向かうと、次のリムジンバスは12:05発。これに乗って、新地中華街で降ります。


 お昼ごはんは、中華街のお気に入りのお店、会楽園。若い頃、初めて長崎でちゃんぽんを食べたお店です。


 店内に入ると、窓側のカウンター席に通されました。
「あの頃、こんな席、あったかなぁ」
 ずいぶんと長いこと来ていなかったので、内装が変わっていても不思議はありません。でも、最初に来た時に座らせてもらった大きな丸テーブルはまだ、ちゃんとそこにあって、思わず嬉しくなってしまいます。
 それはまだユースホステルなんていう宿泊施設が日本全国にあった頃の話。当時、ユースホステルばかり利用してオートバイで走り回っていた私は、
「長崎といえばちゃんぽんでしょう」
というそれだけで、ガイドブックなんかを見ずにこの店にやって来ました。ここに決めたのは、「ユースホステルの会員証で優待される」という、それだけの理由だったのです。
 けれども、ここで初めて長崎のちゃんぽんを食べて、「こんなに美味しいものが世の中にあるのか」と、当時の私は感激したのを覚えています。
 懐かしいなと思い、日本ユースホステル協会のサイトを見てみると、今でも会楽園は割引施設の一覧に載っていて、10%割引と書かれていました。長崎にユースホステルは一軒もなくなってしまいましたが、ユースホステル自体はまだ、なくなったわけではないようです。


 久しぶりに食べる会楽園のちゃんぽん。あれから色々美味しいものを食べました。ちゃんぽんだって、もっと美味しい店があるのかもしれません。


 それでも、やはり大好きなちゃんぽん。スープまで飲み干してから、大満足で店を出たのでした。