子どもたちによるステージの後に始まったMicky and Friends Christmastime Ballは,生歌のショー。ダンサーさんがクリスマスプレゼントの箱を持って踊るのは,なんだか東京ディズニーシーのパーフェクト・クリスマスのようです。
そして,聞こえてきたのは,耳に馴染みのあるあの曲でした。
さあ,1日目その4,スタートです。
Micky and Friends Christmastime Ballでは,舞浜のパークのクリスマスパレード,ディズニー・クリスマス・ストーリーズで使われて曲が流れてきました。
「あれ? 舞浜と香港,同じ曲を使っているのかな?」
と思って帰国後に調べたところ,どうやらこの曲はディズニーの曲というわけでなく,We Need a Little Christmasという曲のようです。
パークに行っていろいろな音楽に浸かっていると,一体どこからどこまでがディズニーの曲なのか,時々わからなくなります。それだけ,ディズニーが幅広くいろいろな曲を取り入れているということなのでしょう。
シンガーさんたちが歌っているところへ,ミッキーたちが駆けつけます。しかし,私の目当てはあくまでドナルドダック。ドナルド大好きな私は,ドナルドしか目に入らないと言っても過言ではありません。
このショーでのドナルドは,持ち前のキャラクターでストーリーを展開させる役。傍若無人にふるまいながらも,実はみんなのことを忘れていない。
日本のパークのドナルドは,どこか優等生過ぎる気がします。ドナルドは,もっとエキセントリックでいいと思うのです。
ショーにはチップ&デール,ダッフィーやシェリーメイ,ジェラトーニもステラ・ルーも出てきますが,あくまでドナルド1択なのです。
ショーが終わり,次に観たいのは18:15からのクリスマスツリーの点灯式,'A Holiday Wish-Come-True' Tree Lightning Ceremony。なので,それまでの間に"it's a small world"へ行くことにしました。何度も乗っているけれど,やはり大好きなアトラクションの一つです。
もちろん,香港の"it's a small world"にも何度か乗っていますが,今まで気づかなかったのが,2つの中国語。アトラクションの最後に,世界各国の言葉で“さようなら”のあいさつが書かれているところで,ここ香港のパークには,簡体字の“再见”と繁体字の“再見”の2つがありました。小さな世界といいながらも,なかなか複雑です。
さぁ,ツリーのところへ向かいましょう。Sleeping Beauty Castle(眠れる森の美女の城)周辺は大規模に工事をしているらしく,城のまわりを抜けてMain Street, U.S.A.に戻れるかと思っていたら,かなり大回りをしてTomorrowlandへ戻らないといけないらしい。スクラップ&ビルドは,永遠に完成しないディズニーランドの宿命ですが,数年後にはきっと,このあたりの風景は大きく変わっていることでしょう。
'A Holiday Wish-Come-True' Tree Lighting Ceremonyに行くと,キャラクターが出てくるせいか,ツリーの周りはものすごい人。Main Street, U.S.A.は人で埋め尽くされ,通り抜けどころか,身動きすらできない状態です。
そのうえ,ここは海外パーク。大きな帽子やカチューシャは外して,撮影機材は頭の高さまで……なんていうルールは通用しません。高々とカメラやスマートフォンを掲げるのも,子どもを肩車するのも当たり前。ちっとも見えやしません。
そこへ,上から泡の雪が降ってきます。なあんだ,舞浜のパレードと同じじゃないかと侮るなかれ。その量が,尋常ではないのです。木は泡で雪化粧し,路面にうっすら積もった(?)泡の雪で,子どもたちは雪合戦ならぬ,泡合戦をするほどなのです。思わず,傘がほしいと思ってしまうほど。やることが派手なのはアメリカ流なのか,それとも香港流なのか。ともかく,日本では考えられないレベルで泡に襲われました。
点灯式が追わてひと段落ついたころ,City Hallへ向かうと,今年もクリスマスカードが配られていました。世界中どこへでも無料で送れるというこのカード。昨年来たときにも何人かの友人に送りましたが,今年も送ることにしましょう。
さぁ,再びMain Street, U.S.A.に向かい,"Disney Paint the Night" Nighttime Spectacularを待つことにします。