12/26(火) 2度あることは3度ある?! 日付変更線を跨ぐ年越しの旅 1日目~その3~ | ちいたろうのお出かけ日記

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 飛行機の話や空港からのバスの話,さらにはMTRの話などを詳しく書きすぎて,当初の目的地を忘れるところでした。飛行機はともかく,バスに乗ったのもMTRに乗ったのも,香港ディズニーランドに行くためです。
 旅日記1日目その3にして,ようやく今日の最終目的地,香港ディズニーランドに到着します。

 


 まずは,持ってきた荷物を行李寄存で預けます。料金は,1個につき100HKD。日本円にすると,1,500円くらいでしょうか。日本のコインロッカーは安いんだということに気づきます。
 次に,パークに入る前の荷物検査。けれど,この時間ならスイスイと進み,ストレスなく通過することができました。
 そういえば,成田空港へ向かうリムジンバスの中で,Facebookからの通知が来ていました。昨年の今日,やはり同じように成田から香港へ飛んでいたようです。香港ディズニーランドに来たのは,翌日の27日でしたが,2年連続同じことをしているんだなぁと,思わず苦笑いしてしまいます。


 まずは,楽しみにしていたMicky and Friends Christmastime Ballというショーを観に向かいます。今年から始まったようですが,一体どんなものでしょう。城前に行ってみると,すでにステージの周りには人が座って待っていました。
 しかし,何やら様子が違います。ステージの上には,黒いひな壇が設置されて,タムとボンゴとキーボードが置かれていました。ひな壇の前には,マイクが立っています。あれ? 何かのイベントでしょうか。
 するとほどなくして,ステージ上にお揃いの赤いシャツを着た子どもたちが登場しました。舞浜でいう,ドリーマーズ・オン・ステージのようなものでしょうか。先生らしき人も見えます。
 帰国してから調べてみると,彼らは生命小戰士會 (Little Life Warriors Society)というところの合唱団だとのこと。そこには,このようにありました。

 

 The Little Life Warrior Society (LLWS) is a childhood cancer mutual-support organisation aiming to improve the services for and welfare of children cancer patients, children patients having undergone bone marrow transplant and suffering from severe blood diseases.

 

 とてもこれではわからないので,Googleに翻訳してもらうと,次のように訳されました。

 

 リトルライフウォリアー協会(LLWS)は、小児がん患者、骨髄移植を受けた子供、重度の血液疾患に苦しんでいる小児患者のためのサービスと福祉を改善することを目的とした小児がん相互支援組織です。

(Google翻訳による)

 

 ということは,恐らくはそういった背景を抱えた子どもたちの演奏だったのでしょう。そんなことはまったく知らずに聴いていた私でしたが,感じたのはなんともいえない,会場の雰囲気の素晴らしさでした。
 単純に技術的なことでいえば,もっと上手な子どもたちはいくらでもいるでしょう。しかし,周囲の人々は,全力で聴いて全力で応援する。今まで味わうことのできない,ステージと客席の一体感。後になれば,そういうことだったのかと納得するのですが,このときはただ,
「この子たち,すごい」
ということしか感じられませんでした。
 演奏する子どもたちの中に一人,鍵盤ハーモニカを持つ女の子がいました。ウクレレの伴奏の中に,彼女が鍵盤ハーモニカで和音を入れる。それがまた,素朴な感じでなんとも素晴らしい。
 日本の小学校なら,鍵盤ハーモニカが何十人もいるのかもしれませんが,歌がメインのステージに,鍵盤ハーモニカは一人だけ。あとは,グロッケンとアルトリコーダー。メインの伴奏は,ウクレレが2本。それだけでちゃんと演奏を支えているのだから,大したものです。
 鍵盤ハーモニカマニアと思われている私ですから,演奏中,当然目は彼女に釘付けです。すると,大発見をしました。
「香港の子どもも,鍵盤に音名を書く」


 ただし,ドレミではなく,ABCでしたけれど。どこもやることは同じなんですね。
 子どもたちのステージが終わると,私たちが座っている隣のロープで区切られた区画に,演奏を終えた子どもたちが入ってきました。一番いい席でショーを楽しむのかと思えば,残った子は数人。あとの子どもたちは,片づけが終わるとどこかへ消えていました。きっと,アトラクションを楽しみに行ったのでしょう。それでいいんです,それで。