今年(2024年)の梅仕事 | ワタシノクラシ ANNEX

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The Tokyoite returned from Kansai to Tokyo.

今年も青梅のはちみつ漬けを仕込みました。
つけた梅も美味しいし、シロップも炭酸で割って飲むと美味で、2021年に作って以来、梅雨の時期に毎年定番でつくる保存食になってます。


今年は白加賀の青梅1kg(奥の瓶←500g分)と、南高梅500g(手前2つの瓶)で仕込みました。父も、これを出すと密かに喜んでいるようで、好物になっている様子。
ですので、白加賀500gは実家の冷蔵庫に。

これまで作ってきてみて、青梅のはちみつ漬けは白加賀の青梅のカリカリッとした歯ごたえのほうが好きかも…ということで、果肉柔らかめで仕上がる南高梅は買ってきた1kgのうち、半分だけをはちみつ漬けにしました。

そして、南高梅の残り500gは白干の梅干にしてみることにしました。

梅干しづくりは雑誌や本などで見かけることはあったけど、「梅干は買うものであって自分で作るものではないし、作るのはきっと手間がかかって面倒なんだろう」と、いままでキチンと作り方の手順を見たことがありませんでした。

…ですが。

昨年、実家近くのイトーヨーカドーで、梅と塩だけでできてる梅干しが売ってなかったことにびっくりして、今年は試しに自分で作ってみようかとあらためて作り方を確認してみたところ、たいして難しいものではなさそう。
「梅干しづくりは素人では難しいんだろうな」と、なんとなく思っていたのは単なる思い込みだったようです。
梅を洗って、水分をふきとり、楊枝等でホゾを取り除き袋に入れて、重量の18%の塩をまぶし重しを乗っけて、梅酢があがってくるのを見守る。その後、7月の土用の時期に袋から梅を取り出して干すだけ。

なんだ、簡単じゃない…って感じ(青梅のはちみつ漬けよか作業が簡単!)。

ってことで、手持ちのいくつかの本や雑誌に書かれている梅干しの作り方を参照して、ジップロックを用いて仕込んでみました。

梅から出たエキスと塩が融合した透明な梅酢は仕込んだその日からどんどこあがってきて、3〜4日後にはひたひたになりました。

梅酢があがってくる間、部屋に梅のいい香りがただよっていて心地がよかったですねぇ…。

最初のうちは明るいうすく緑がかった黄色い梅が、だんだんに変化して、3週間くらいしたら、よく見る白干梅のような色合いになりました。

仕込んだ梅の香りにうっとりしたり、あがってくる梅酢の透明さ、梅の形や色の変化に感動したり、買って食べるだけではわからなかった作っている過程の体験がなかなか格別と思いました。
もっと前から作ったらよかったなぁ…。
ま、ある程度時間に余裕がないとできないかもしれないので、会社員卒業して、実家近くに引っ越して、父のお世話にもだいぶ慣れてきた今だからできたのでしょうけども。

 

その後、6月下旬に区の梅干作り講座にも参加して、追加で1kg仕込みました。

(平日実施の講座に気軽に参加できるのも、会社員卒業したからこそだなぁ〜)

塩漬け1か月後の梅の色(左)と、塩漬けして10日後の梅の色(右)が比較できますね。


あとは、今月下旬の土用干しの作業をしたら出来上がり。
今から楽しみです。