今年もあっという間だった | ワタシノクラシ ANNEX

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The Tokyoite returned from Kansai to Tokyo.

あともう1日で今年が終わるんですねぇ。今年もあっという間だった。
会社の仕事に追われているから時の経つのが早いのか?…なんて思ってきたけど、どうやらそういうもんでもないんですね。

会社を辞めようって思った理由のひとつが、毎日毎日、仕事のことを考えてばっかりで頭が忙しく、他のことを考える隙間がなかなか取れず、「もう少し、他のことを考える時間が欲しい」って思ったからだったのだけど、会社辞めても他の課題がどんどこ湧いてきて、頭が忙しいのは変わらなかった。加えて頭だけでなく、身体も大忙しだった気がする。

今年、会社辞めるのは自分で決めていたことだけども、母の他界と、父がこんなに急激に弱るってことは予想外で、ここまで自分の環境が大きく変化するとは思ってもみませんでした。

他界した母に関する諸手続きに、お寺関係のこと、わたしの退職に関する諸手続き、そして父の介護に関わるあれこれと、ぜんぶぜんぶ初めての経験で、繰り返しだけど、ホントに頭が大忙しでした。
会社員続けてたら退職に関する諸手続きはなかったでしょうが、それ以外の母に関する諸手続きやお寺関係、父の介護のあれこれを仕事しながら実行することを想像したら、あり得ないって思いました。上手にこなせる人もいるのでしょうけれど、わたしには無理。パンクするに違いない。
父の世話はありつつも、平日の時間の自由は比較的持てるようにはなって、会社員の時のような時間拘束はなかったけれども、それでもなんだかんだと大変だった気がする。本来父がすべきことを、全部わたしが代行したからってこともあるかもだけど。

「日本の社会って、表向き多様な生き方や共働きを推奨する動きになってはいるけれど、基本的にはひと昔前の結婚してて専業主婦のいる家庭を前提にしたシステム構築のままになってない?」って、何度思ったことか。


こんな事態になるのは想像していませんでしたが、このタイミングで退職したのはホント正解だったと思う。


会社の仕事は「やりきった感」がかなりあって、未練は全くないです。
退職してみてつくづく思うのは、わたしは会社員…というか、組織の中にいることって(やっぱり)全然向いてなかったわーってことで、組織の外に出て、ホント清々しい気持ちです。こんなに会社員に向いてないのに、よくまぁ、35年間も頑張ったなぁと。「自分、偉いよ。よく頑張った!」と、もっと自分を労ってあげたかったけど、残念ながら今年は、なかなか自分を十分にいたわる時間を作れませんでした。

 

先月の自分の誕生日には、自分へのプレゼントと思って着物の産地見学ツアーに行ったり、

年末には、ささやかな自分へのご褒美(?)と、村上の塩引鮭を取り寄せて食べたりはしてみましたけど(↓これは美味しかった…!)。


いままでの日常と全く違う生活を約半年続けてみて、いろいろな気づきがありました。
上記のようなさまざまな手続きを通して、あらためて知ったこと、感じたこと。
父の世話というか介護を通じて感じたこと、あれこれ調べ、悩み、考えたこともたくさん。
母の他界により、新たに知ったこと、気づいたことも多かった。


こころの整理ができてないことが大半で、多くはこのようなブログに綴ることができずにいますが、なにか文章化できるようになれば、来年あたり、いずれぼちぼちと投稿してみようかなと思ったりしています。