近所の幼馴染からライン電話が鳴った。
「房州の夏みかん食べますか」「食べる食べる」と返事。
暫くすると蜜柑と煮物を抱えてきた。「上がって」と誘う。
聞けば、今房州の友達が持ってきたので急いで煮てきたと言う。
開けてみれば、フキノトウの味噌和えと蕗の若芽の煮浸し。
2人ともひとりで退屈していたので、セキを切ったように喋り出した。
帰った後早速一口食べてみた。凄く上手に煮てあって驚いた。
それも僅かな時間でチャチャッと。
近頃パートを止め時間をもてあましている。そこで近くのカフェでの
ランチを止め、自分で作ることにした。凝った料理に挑戦するが
どれもひと味美味しく無い。レシピ通り大さじ何杯と量っても。
材料の鮮度が問題なのだと言い聞かせている。
納得いかない料理を口にするほど惨めはない。