ご近所の美容院は四季を問わず、いつでも綺麗な花が咲いている。

店の廻りと駐車場に色とりどり、今では奥にミモザも満開。

店主は毎日水やり、花殻採り、肥料やり、種採取と手間暇かけている。

やはり綺麗さを保つには、小まめに手入れですね。

 

 生協の宅配勧誘員がきた。すでに他社を利用しているが、近頃商品に不満。

熱心な勧めでお試し期間だけ、利用してみることにした。

それが大騒ぎ。「代金引き落としの手続きに、銀行印をお願いします」

「エッ銀行印!」「詐欺じゃないでしょうね。金庫から出すには時間が

掛かるが、大丈夫かしら」などと、玄関から居間を行ったり来たり。

何回かのやりとりの末、「キャッシュカードを見せてください」

「えっ、キャッシュカードって詐欺が良く使う手口」心臓がバクバク。

飲みかけのお茶を飲み干し一呼吸したら、そうか口座引き落としには

銀行印が必要だと思い返した。キャッシュカードも機械に読み取らせると言う。

今はこのやり方が主だと。確認のため、名刺の事業所に電話を掛けても

お話中で繋がらない「ほら~」と言えば、そのお兄さん困り果て自分の免許証を

見せてこれで信用してくださいと。

 翌日繋がらなかった電話から「有難うございます、この度はご加入して

下さり今後とも宜しくお願いします」と、すかかず「お試し期間だけですから」

と念をおしといた。

 

 実はその勧誘員が帰ったあと、金庫のダイヤル番号を書いたメモが

見当たらず大パニックになって探しまくり、結局金庫の中にあった。