「北の国から」の黒板五郎は僕の分身だ、と倉本聰は言っている。
ドラマは筋書きではなく、人間を書いてゆけば筋書きは生まれてくる。と
水の江瀧子に見込まれて独立した。
大河ドラマ「勝海舟」でNHK出禁事件のあと、北海道富良野に移住した。
石原裕次郎の最後の依頼も応えられず、母と慕った田中絹代は最後には孤独と
貧困で寒々とした通夜だったと。緒方拳も末期ガンを抱えてドラマに出演。
高倉健とニューヨーク旅行、そして「北の国から」。
草創期からテレビを支えてきた俳優達を、出演させた「やすらぎの郷」では
放送中から出演者が次々と亡くなり、戦没者名簿が出来るほど。
私達も馴染みのドラマと共に歳を重ねた。でも今のテレビに不満だという。
若者に媚び軽薄な商業主義に侵されていると。
面白くて一気に読めました。
それよりも日曜日の朝の地震には、飛び上がりました。
正月の能登半島地震の際、ニュースで「一ヶ月後に注意して下さい」が
耳にこびりついていて、エッ!ここまで揺れたと驚いた。
けれど震源地は東京湾だった。何だって年寄りの早とちり。