第169回芥川賞受賞作「ハンチバック」

作者は市川紗央(43歳)筋疾患先天性ミオパチーによる

症候性側湾症および人工呼吸器使用。

題名のハンチバックとは「せむし」のことだと文中で知った。

作品の主人公は本人らしいが、本人の日常と創造の物語だ。

 

 書き出しが(都内最大級のハプバに潜入したら港区女子と即ハメ3Pできた)と

4ページ半はエロ本。重度障害者の主人公は文筆業で稼いでいる。

この文章も意向に沿った投稿記事の前編。でもツイッターでも「高級娼婦になりたい」

とか「妊娠と中絶を経験してみたい」など欲望が偏っている。

 けど、この身体では胎児は育たず、出産も無理だからだと。

 

 社会に訴えている事もあった。本が読めない、読書バリアフリーの環境の改善。

それと異性入浴介助に抵抗がある。など

 

 重度障害者の大変さは分ったが、読み終えて芥川賞を取るのも大変だなと。