半坪ほどの空間で | みさチャンの独り言!

みさチャンの独り言!

日頃感じたこと 思いつくままに。。。

 2月22日は猫の日、23日は天皇誕生日、24日は鉄道ストの日だそうだ。

毎日何かしらの記念日。ランチで偶に利用するカフェでは雛壇が飾られていた。

内裏様の顔が癒やされる。駅のみどりの窓口のにも雛壇が飾られていた。

駅にはいつ頃から飾られていたのだろう。春も間近と言うところだが

寒波がもう一度襲ってくるらしい。

 

 ほんの半坪ほどの空間で、見ず知らずの他人同士がつかの間の時を

同じくする。

 駅の西口に住んでいる私は、東口に用足しに出掛けるのに2年前までは

上り下り、階段を使っていた。何時の頃からか今ではすっかり、エレベーターを

利用している。

今日買い物袋を左手に、手提げ袋を右手にエレベーターの昇降口に向かった。

既に子供をおぶった女性と、同じ40ぐらいの女性が待っていた。

私まで充分に乗れるだろうと、2人のあとに並んだ。

最初に乗り込んだ赤ちゃん連れが、私が乗り込むのを確認してからドアの閉める

ボタンを押した。私は「すみません」と軽く頭を下げた。

降りる時もうひとりの女性が、開くボタンを押さえながら「どうぞ」と

私に向かって声をかけてくれた。「有難う」と笑顔で会釈して先に降りた。

 

 この何気ないやりとりが私の心をジワ~とさせてくれた。

なんと気持ち良いことか、2人だって良いことをしたと幸せに浸っていることだろう。

居合わせた3人が和んだ瞬間だった。

”年寄りが両手に草臥れた様子だったのかな”と一瞬だけかすめた。