どうも!


作編曲屋の小堀ですっ♪


省略すればラクだけど…💦

スコア(総譜)は手書き…って

絶滅危惧アレンジャーの小堀ですっ✏️


(フル)スコアってのは

アンサンブル(コンボからオーケストラまで)の

各パートを同時進行で見渡せるように書いた楽譜。


編成が大きくなると

パートの数だけ

ト音記号も調号も拍子も書く必要があるけど

それらを一番上の段だけに書いて

あとは矢印を一番下まで

び〜〜〜っと引いて省略できます。


出版するとかパート譜を写譜してもらう段階で

きちんと記入してもらえるので

それで成り立つのです。


さすがに移調楽器の調号くらいは書かなきゃだけど💦

あと、

ダルセーニョを使うほどじゃないけど

一度でてきた部分をそっくり使うときなどは

前に書いたところの

小節番号とかリハーサルナンバーを

五線紙上に書いておけば

これも写譜屋さんが

パート譜上で音符にしてくれます。

また

何か他のパートと同じに写譜しといて

…という場合は

col◯◯と書いてすます方法があります。


このように

まぁいろいろと省略する方法があるんです。


とことん労力を惜しむタイプのアレンジャーだと

スコアの音符の数は最小限。


みんながユニゾンの部分では

フルートにだけ音符を書いて

バイオリンの段にはcol Flと書いて

ビオラにはcol Vl 8Bassa(バイオリンのオクターブ下)

チェロにはcol Va 8Bassa(ビオラのオクターブ下)

なんてことで済ませます。


これ、現場でスコアを見るときに

え〜と…チェロは何を弾いてるのかな?

…とチェロの段を調べるとすると

なになにビオラのオクターブ下とな、

じゃあビオラは…バイオリンのオクターブ下ねぇ、

さてバイオリンは…くそっフルートと同じかよっ💢

…と、かなり腹立たしい目にあいます。


なので小堀は現場対応のために

なるべく省略せずに

鉛筆をすり減らしペンだこをへこませて

ひたすら音符を書き込むようにしています。


↑弦だけイントロのコピーですませたスコア💦

以前

アメリカでジャズのアレンジをやってた先生の話。


アメリカではアレンジのギャラは

スコアのページ数で決まるそうです。


1ページいくらでやるかが決まっていて

スコアが長ければ長いほど

ギャラがたくさんいただけるシステム。


なので先生は

ダルセーニョやリピート記号は極力使わずに

一度書いた部分の小節番号をどばどば書いて

そのページは終わり…というやり方で

ちゃっかり稼いでいたという話です(・・;)

また別の先生の話。


フランスに留学して作曲を勉強したときに


省略記号は一切使うな。

どうにかして前と少しでも変化させて

違うものにしろ。


…と指導されたそうです。


アメリカで仕事してた先生とは真逆の話(・・;)


ま、

出る音が良ければ

なんでもいいんですけど😅


手書きじゃないなら

省略する必要もないんだし…💦


🎶🎶🎶🎶🎶🎶🎶🎶🎶🎶🎶🎶



最後まで読んでくださり

ありがとうございます🙇🏼‍♀️


良い一日を{emoji:007_char3.png.照れ}