少し前に、職場の懇親会がありました。
コロナ禍に入って以来、初めての飲み会だったと思います。
(我ながら記憶が怪しいけど。)
そこで、同じ課ではあるものの別の係で、席も離れているし、お互い外に出る業務のため、全く話したことのない人と話す機会がありました。
この方をどれくらい知らないかといえば、前日に参加メンバーを確認して、顔と名前が初めて一致した、というレベルです。
飲み会でたまたまその方が隣になった時に
「バンドをやってる」
と聞きました。
へぇスゴイ!
50代も半ばを過ぎて、いまだにライブハウスでライブをやり続けているってなかなか気合が入ってるなぁ
そう感心して話を聞くと
「少し前にキーボードの人が海外に行っちゃって、代わりに入ってくれた人がいるんだけど、めっちゃ上手いんや!」
と言い、その方の名前を言いました。
「マジで
いや、たしかに!」
そのキーボードさんの名前は、先日娘と連弾をした音大ピアノ科卒の方。
それは上手いわ…。
それに以前、ライブやってると聞いた覚えがあります。
私はロックもジャズもポップスなどもあまり聞かないし(というか元々静かに読書が好きで、世界観にあうクラシックと、アニメ・映画音楽のみかろうじてたまに聞く、というレベル)、ライブには関心がなかったのですが、こうなると俄然興味が湧いてきます。
詳しく場所を聞くと、私の生活圏内にそのライブハウスはありました。
しかもコロナ禍までは、地元の地域イベントに頼まれて出演していたとか。
めっちゃ近いや~ん
驚いて聞いていると、他の参加者がその方に、私が楽器をやっているとバラしました。
「そうなんか!参加してみる?
他にもAさんにドラム叩いて貰ったり、Bさんにベース弾いて貰ったりもしてるよ。
それから…おーい係長~!」
と同じ課の別の方を呼びます。
「係長はギターめっちゃ上手いねんで。
ローリングストーンズが好きなんだっけ?」
と言うと、その人も頷きます。
その係長は、若い頃一緒に勤務したこともある後輩。
今でこそ同じ課にいるものの、20年のタイムラグもあるし、係も違うし席も遠いのであまり話しませんが、私より年下です。
この年代でローリングストーンズって、えらい渋いやん~
それに、名前の上がった AさんもBさんも知っています。
「私の参加は無理ですよー
経歴は一年だけの初級者ですから!」
とお断りはしましたが、この方と仲良くツーショット写真を撮って、キーボードの方に送りました。
完全体育会系のうちの職場で、こんなに音楽に携わっている人がいるなんて、本当に意外でした。
それにしても、いくら職場内だからといっても、世間は狭いなぁと思った出来事でした。