遡って異動の話です。
今回、私本人の異動内示先は、これまでの業務部門の本社勤務。
この部門を離れたかった私には、そこもガッカリポイントでした。
何より現在のトップの席にいる上司が、同じところに一日先に異動することが既に判明しているのですが…
この上司、この二年間一緒でした。
最低限しか仕事をせず、あとは存在感を消している
わが会社の広報の基本を知らないくせに、やたら若い子の作ったものを変な方向に直す
肝心要の重要書類は中堅クラスが作るので、絶対に直さない
私の直属係長が仕事をしない人間だと知りながら、部下の課長たちの反対を押しきってここに配置
あまつさえ、係長が席で居眠りしたり、何もせずボーッとしたりした上、勤務修了時間後に超勤稼ぎをしているのを知りながら、目の前に座っているのに注意もしない
という幹部の風上に置けない男なのです。
そんな上司と強制的に、仲良く次も一緒です。
私の右隣の係長は、仕事をしないことで有名な男性。
私の左隣の係員(つまり部下)は、子どもと自分の体調不良その他で、カレンダーの休日と夏季特別休暇や年末年始以外にも毎年40日以上は休む女性。
この女性は気が回り、明るいムードメーカーですが何ぶん、しばしばいないんだから仕事が山積み。
私の真後ろは定年後の再雇用ですが、現役時代にパワハラで何人も部下を退職に追い込み、現在も他の係や課や所属から嫌がられている、押しが強いワガママな巨体の男性。
その横が4人の子持ちの時短勤務で、今回私が希望していた業務の兼務発令が出た女性。
この女性に本格的に仕事を頼もうとすると、パワハラ係長が、補助がいなくなることに拗ねて面倒な事態になります。
(この女性は我慢強い性格が災いしてか、毎年のように便利に異動させられています。)
こんな環境なので、
仕事をしない係長を時には促し、時には依頼し、時には説明しながら行き届かないところに目を配り、困らない程度にフォロー。
休みがちな部下(5年間一緒に勤務)の業務の下支えを実施(とはいえ、さすがにウンザリして今年は係長に少しまくりましたが)。
パワハラ係長が突然キレたり放り出して、まさに降ってわいてくる業務の受け皿になる。
という状態でした。
(時短勤務の女性の主な業務はパワハラ係長の補助と世話で、他に大きな仕事がないので、子どものことで時にはお休みしても影響は少ないです。)
本社の人が監査などで来た際には
「ぽりんま主任だけでここは支えられていますねいないと崩壊しますよ」
と言うほど。
直属の課長には
「ぽりんま主任一人に、いつも何もかもご苦労をおかけします」
とも言われています。
以前の課長にも
「ぽりんま主任の席は真ん中だけど、席だけでなく仕事も要になって回しているんやな」
と言われました。
その前に私の真後ろにいた課長には、
「逞しいだけでなく(?)頼りになる背中や。
いてくれると安心感がある」
と言われるし、
今回異動が決まって連絡があった昨年の上司係長からは
「ぽりんま主任がいなくなったら、そこ空中分解ですね。」
とのメッセージがありました。
つまり、それくらい私以外が機能していない。
こうやって皆に持ち上げて貰っていますが、本音を言うと私は自分が特別に優れているとはとても思えません。
若手の頃から、自分の出来なさにうちひしがれ悩んできました。
うちの会社の専門分野に登用されると、人間力とか相手から話を引き出す話術、鋭い視点などが必要ですが、私にはそれがない。
顔と名前がなかなか一致しないし、行動も早くない。
否定されるばかりで育ってきたので、気は強いけれど自己肯定感が低く、自信を持って行動できない。
だから会社の本業部分では、良い人材にはなれない。
ただ基本的に筋金入り体育会系の職員が多いので、事務、管理系のことが苦手な人が多く、それが平均的に出来るだけで「よく出来る」ということになるわけです。
これまでいたのは全支社の中でもっとも多忙と言われる支社の、一番人数が多い部門の企画庶務係です。
しかし、人的資源が終わってることは傍目にも明らかだから、こういう評価がついてきます。
しかも今回、休みがちな後輩が退職を決めて、部門のトップに、
「いかに係長が仕事をせずにムカつくか。
あいつのこともあって退職する」
と話したところ、トップは
「人事のことで何も出来ずにすまない」
と言ったそうです。
わかっていながら反対を押しきって配置して、わかっていながら注意や指導もせずに放置していたことが明らかです。
なんという幹部でしょうか。
この上司が来る前は、私がフル回転して庶務係を回していることへの評価は、ボーナスや人事査定に現れていたし、まだやり甲斐もあったのですけどね。
その役職だけの昼行灯トップと、本社の同じ課内でまた一緒に勤務とは…。
トホホ(;´д`)としか言いようがない。
時短の後輩からは
「運命のイタズラですねぇ」
と言われ、肩をポンポンされました
それでも、同じ課内だけど係がずれているし、私は2拠点を行き来する業務で、半日以上は外に出るから気にしないでおこうと思っていました。
しかし、業務引継や挨拶で新配属地に電話をかけたところ、
「今年から兼務する係が代わったから。
今の上司と同じ係でもあるよ。
業務の指導班が外に出ている間の仕事もよろしく。
課内に机を新しく入れて、そのためのレイアウトにするから。」
というありがたーいお言葉をいただきました。
明らかに現在の人がやっている業務よりデスクワークやデータ管理の仕事が増え、本社内の偉いさんだらけの静まり返った部屋にへばりつくことが明確になりました
本社では、実状として役職が一つ下がると言われています。
最近ではそうでもないですが、昔は少なくとも係長にならないと本社には席がないと言われていました。
現在、私は主任なので一つ下がったら一番下。
昔なら席もなかったんだから、格付けチェックなら「映す価値無し」なわけです。
いいようにこき使われる未来しか見えてきません
さらに異動先からの説明は続きます。
「それから石川に派遣が行われているのは知っているよね?」
と聞かれたので
「私も派遣される可能性があるんですか?」
と確認したところ
「大丈夫、派遣はないよ。
派遣されている人の業務フォローよろしくね」
ということです。
私はまた何足のワラジを履く羽目になるのでしょうか
とにかく、今のトップと今後も同じ係で働かなければならないことがわかったので、仕方なく
「兼務でそちらもやらせて貰います。またよろしくお願いします。」
と挨拶に行ったところ
「おぉそうか~
よろしく。
また教養資料とかの製作頼むわ~。」
と早速言われました。
マジか
基本を知らないとんちんかんな訂正指示を出す人の下だから、この一年資料作成を避けていたのに。
よりによってこの人の下で資料作成しなきゃいけないのか。
しかも、本社にいるその部門の最上位の人は、なんなら社内全員に名の知れ渡っている、超有名な「イヤなやつ」。
この人は以前、私のいる支店のナンバー4をしており、私の尊敬する頑張りやの女性幹部が、この人のストレスで毎朝いつも腹を下し続けていたことも知っています。
とってもドス黒い未来の見通しが、私を待っています
とはいえ過去には、
押しが強く俺様が過ぎてGodとあだ名され、みんなに嫌がられる別の上司と楽しく仕事してきた、
「アイツはヤバい」と言われる病んだ上司とも問題なく過ごした、
「こいつには注意しとかないと、とんでもないことになるで」とまで言われた上司に「ぽりんま主任とだと上手く行くんや」と言われた
こともあるんです。
昔から変な人には好かれやすく縁があるので、今回も無事に過ごせると信じたいところです。