夏真っ盛り。

花火やお祭りなど浴衣姿の女子が町を闊歩する季節。


色とりどりの浴衣は、目の保養ガーベラ

浴衣大好きな私は、もうキョロキョロキョロキョロラブラブ


たまに、素敵に着こなしている女子や、粋なおばちゃんにも出会います。



しかし、おばちゃんである私としては気になることがいくつかある。


何よりも!

浴衣はビキニじゃないから、若い女の子は胸元そんなに開けたらアカン!



お母さんとか、誰か言ってくれる人がいないのか。

それとも忠告を聞かないのか。



浴衣でそんなに胸元開けて、胸元のペンダントを見せるとかすると、安い女に見える。


腹出しの服より露出度が低くてもエロくなりがちなのが和服なのだから。



すぐに見えることの下品な女くささと、隠すことで際立つ上品な美しさの違いを知るべきだと思う。



極端に言うと、スッポンポンで歩いている人はキワモノだけど、スカートのスリットからチラッと見える脚の部分には色気を感じるようなもの。


タンクトップから腕が丸出しになっていても何とも思わないが、着物の袖の中の腕が微かに見えると、ドキッとする。



隠れているからこそ、品がありつつ匂いやかである美しさや若々しさ、可愛らしさ。

着物の良さはそこにあると思うんだけどねぇ。


さて、本日は長良川花火大会。

幸い天気に恵まれました。



娘と息子と私の三人で浴衣を着用する段取りは大変だったし、実家に帰る前にウサギの荷造りをしているときに、ド派手に転んで打撲傷を負うし、その関係で歩くのに膝を痛めてしまって、急遽、薬局でサポーターを買う羽目になったし、息子は突然、サンダルが小さいと言い始めて、スーパーで買う羽目になったりしたし、旦那は喘息の薬を忘れて突然別行動になるし、合流時に文句言われたりしたけれど、来て良かったです。



さて、今回の衣装、娘の浴衣にはセットで帯が付いていたのですが、中学生らしい若々しさや可愛らしさを出したくて、赤いウールの帯にしました。

この帯は、私が中学生や高校生の頃に浴衣やお正月の着物に締めていたもの。

もっといえば、ばぁばが若い頃に締めていたもの。
おそらくばぁばのお母さん、つまり娘から見れば曾祖母がばぁばのために買ったものでしょう。

やっぱり引き継げる和服っていいですよね。



今日はじいじが亡くなってから、遊びに出かけることもなかったばぁばが来てくれて、

「まだ体力があるうちに孫と来られて良かった。一緒に来られるのはこれが最後かもしれないし、いい機会だった」

と喜んでくれたのが、何よりです。



昔よりも花火の数が減ったのは寂しいですが、時勢だからしょうがない。


今回は有料席を取ったので、岐阜城がとてもよく見えます。


岐阜城と黄昏の空も美しい。

交通整理の警察官やボランティア、食品の販売をしている方、スポンサーや市の職員、花火師の皆さんなどの尽力があって開催されていることに感謝。

コロナが多少落ち着いて、お祭りが再開されたことに感謝。

そして、トイレの列に並んだ時に、ばぁばに先を譲ってくれた、気のいいおじさんに感謝。

本当に、ありがたいことです。