最終エイドです。


残り10キロを切りました。


立派な舗装道路の脇の、きれいなビーチ。





そのビーチのコテージに、オレンジの矢印が続いています。


導かれて入っていくと・・・。

ロタ島マラニック応援隊 オールスタッフが待ち受けてました~。


サイパン在住の日本人 I 井さんが声をかけてくれます。


「お腹すいてる?」


すいていても、いなくても、答えは イエス!です(笑)。


いいものがあるよ、と、キッチンになってるスペースへ連れてってくれました。


そこには、ロタ島いちばんの不動産(だったか?建設業だったか?)の

会社の社長さん ジュニアさんがニコニコと。




とびっきりの チャモロ料理を食べさせてあげる、というので

期待度マックス!!




鍋の中には、骨付き肉が ごろごろ。。。


ジュニアさんが自らよそってくれて、ライスも入れてくれます。


おおおお~。

お茶漬け状の 肉スープライス。

しかも 肉 大盛り!




たまりませんね~。


一口いただくと、絶妙の美味しさ。

肉も柔らかいし。


お茶漬け状だから、さらさらと お米も食べられるし。


「これでビールがあったら、さいこ~だわ~」

と、心のつぶやきが、声に出ちゃったみたい。


すると I 井さん 「あれ。飲む?あるよ!」


!! やった~!!!




kazukawaさんもやってきて、一緒に ぷしゅっ。


幸せだ~~~~。




どうやら、このビーチのコテージは、今晩の完走パーティーの会場になるみたい。

そのための、仕込みをしてるようでした。


「あれ、その辺にいた鳥を とって 焼いてるんだよ」


!!



写真とってたら、「こっちにもっといいものがあるよ!」





今晩のごちそうです!


かわいそうな感じもするけど


・・・ごめん。美味しそう!!!



なんだか、無茶苦茶 マラニックらしくなってきたわ。



と、まったり くつろいでいたら・・・。


今日いちばんの 朗報が 飛び込んできました!!


「K野さんが着いたよ!」



そうです!


グアムの空港で 足止めくらってた K野さん。

実は、名古屋から同じ飛行機で着たのに、グアム空港でパスポートを紛失。

お出迎えの方や、H野さんや 乗り継ぎ便のフリーダムエアの職員さんたちが

手を尽くして探してくれたけど、昨日はとうとう見つからず。


乗り継ぎ便には乗れず、ひとり グアムに残ることになっていたのでした。


パスポートがすぐに見つからなかったら、

日本の領事館があく 火曜日まで ひとり グアムにいなくてはいけないところでした。


みんな、マラニック走りながらも、心配してました。


そうしたら。今日のお昼前くらいに パスポートが見つかった!との連絡が入りました。

(なんと。航空会社の空港職員がみつけていたのを、私物のかばんに入れたまま

昨日帰宅してしまった・・とのこと。 ひどいわ~。でも見つかって良かったわ~)


フリーダムエアがすぐにチャーター便を飛ばして

彼女を迎えに行ってくださったそうです。


どこまで 親身になってくれるのかしら。ロタの人たち。


再会をビールで祝って(笑)。

肉スープを一緒に味わって。


なんだか、走れそうな格好されてるから

「このあと、ゴールまで 一緒に走りましょう!」とお誘いしました。


もちろん、走る気満々の K野さん。




ほっとした笑顔のスタッフの方々に見送られて、

3人でエイドを出ます。


あ。

ちがった。

ここ、エイドじゃなかったんだ。


ここは、パーティー準備中の バックヤード。

正式エイドは、こっち。




ロタのお母さんたちが、冷たいお水とオレンジを用意して

待っててくださってました。


暑い中、パラパラとくるランナーのお出迎え、

ほんとうに ありがとうございます!


K野さんを先頭に 3人で走り始めましたが

まあ、ついていけません。


結局、姿が見える範囲で おたがい一人旅。


舗装道路の脇の芝の歩道を のろのろと走ります。


H野さんが、「バイクをゴールのホテルに置いて、折り返し走って戻ってきます。

一緒に最後走りましょう」と 言ってくださってました。


そうだった。

彼も、本来は、参加者のおひとりだったような。

すっかりスタッフだと思ってたけど。


なんだか、走り足りないみたいだわ。


あと 7・8キロかな~と思ってるところへ、

H野さん合流。


「市街地の道はつまならないから ショートカットして

直にホテルに向かいましょう」と 悪魔の誘惑。


正式コースで完走したいし、時間もまだダイジョウブだけど

なんだか まわりの方々もお疲れだし

私自身も、膝が痛くなってきてたので

素直に「は~い」と 返事しました。


「あそこでちょっと待ってて」と指定してくれたビーチには

びっくりするような看板が!




このマラニックを歓迎するサイン看板です。


何度も繰り返しますが、たった18人しか走ってないのよ。


ちょ~カンゲキです!!


私たち、下見のつもりで来てるけど、現地にとっては

第1回大会。


2014 の文字が、来年は 2015 に書き換えられてるんでしょうね。




最終ランナー3人が このビーチ前に揃ったところで、

H野さんの案内で ショートカットコースを走ります。


ソンソン村の町中に入っていきます。


昨日の夜と 今朝と 暗いなかでしか見たことのなかった町。

素朴ないい雰囲気の町です。


子供たちが遊んでたので、1枚撮らせてもらいました。




いい笑顔を ありがとう!!


3人でしゃべりながら、笑いながら、今朝スタートしたホテルへと向かいます。


もうすぐそこがゴール! と思ったら、

後ろから 辛抱強く 私たちを見守ってきてくれてた

パトカー 兼 消防車 兼 救急車(くどいって?) が


ぱっぱっぱぱ^^^^^^^ と クラクションを鳴らしてくれました。


やった~! ごーる!!





すぐに ビールの缶を手渡してくれました。


うれし~。




3人で乾杯です!!


あら。

病院に行ってた K池さんも かけつけてくださいました。




もうすっかりお元気な様子。


救急車で病院に運ばれたあと、点滴打ってもらって

45ドル払ってきたそうです。


いろいろハプニングはあったけど、

よかったよかった。


55キロのコースでしたが、約50キロくらいかな。

9時間ちょっとの 暑くて あったか~い ランでした。


ご一緒くださった皆様

サポートしてくださった みなみなさま。


ありがとうございました!!