ベースボールカードの楽しみ方(Wakefield編) | Stone & A Pig Place

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先月亡くなったナックルボーラー、Tim Wakefieldを偲んで、彼のベースボールカードをご紹介しながら、ベースボールカードの楽しみ方をまとめてみたいと思います。


まず、ベースボールカードの楽しみ方の基本はレギュラーカードと言われています。
いわゆる普通にパックから出る標準的なカードですね。

好きな選手のレギュラーカードをシングルカードで買うところからスタートするのかオススメです。
もちろんパック買いが基本にはなりますが、好きな選手が当たる可能性はかなり低いので、運試しみたいな感覚でしょうか。

カードショップに行くと選手別にシングルカードが売られてたりしますし、最近だとオークションやフリマアプリでも買えると思います。
今、MLBのカードは社とPanini社だけですが、昔は色んな会社があって1年に何種類も発行されていました。
昔の選手を集めるなら、メーカーやブランドに注目して集めてみると、面白いと思います。


裏面には選手のプロフィールや成績、ちょっとしたコメントが書かれてたりします。
あと、裏面の写真も表とは違うプレー中の写真が使われてたりするのもポイントです。
(日本だと、表と同じ写真か、プロフィール写真みたいなのが主流)
あ、ただTopps社のToppsシリーズは逆に裏面写真なしです。


会社やブランドを決めてお気に入りの選手のコンプリートを目指したり、全レギュラーカードコンプリートを目指す楽しみ方もあると思います。

このレギュラーカードと似ているのが、サブセットです。
特にレア度(封入率)はレギュラーと変わらず、タイトルホルダーやルーキー・プロスペクトを特集したものが一例です。

あとはコーティングや色違いのパラレルカードというのもあって(場合によってはシリアルナンバーがふられていることも)、これらをテーマに集めるのも面白いですね。


そしてレギュラーカードの中でもメジャーデビューした年のカードはルーキーカードと言って、少し価値が高かったりします。

Wakefieldはパイレーツ時代(髭なしイケメン)。

日本だとプロ入りした年のカードがルーキーカードになりますが、MLBの場合はマイナー時代のカードはプレ・ルーキーカードという扱いです。
最近はRC(Rookie Cardの略)というマークが入るようになりましたが、サブセットやパラレルにも入るので、厳密な意味でのルーキーカードでないものにも入るようです。


そして、人気があるというか、コレクターが熱狂するのがインサートカード。
パックやボックス毎に封入率が決まっているいわゆるレアカードです。

まずはジャージカード。

本人が試合等で着たユニフォームが挟み込まれたカードです。
日本のカードだと試合で着用とは明記されていませんが、メジャーはGame wornと明記されていることが多いです。

また、ユニフォーム以外にバットが挟み込まれたバットカードというのもあります。
WakefieldはDH制のアメリカンリーグのピッチャーでしたので、おそらくバットカードは出てないんじゃないかと思います。
ジャージカードやバットカードを総称してメモラビリアカードとかレリックカードと言うこともあるようです。

サインカードと比べると比較的お安めに取引されているので、サインカードは高すぎてちょっと。。。という人にも、インサートカードの入門編におすすめです。

ちなみに左のカードはシリアルナンバーが背番号と同じで、これはジャージナンバーと言われます(Wakefieldの背番号は49)。

ジャージナンバーは必ずしも評価が定まっている(=価値が高い)わけではなく、楽しみ方の一つといった感じでしょうか。
他にもファーストナンバー(シリアルナンバーが1のカード)やラストナンバー(25/25など、限定枚数の最後のナンバー)も好きな人がいるようです。
あとは個人的に特定の好きな番号を追いかける楽しみ方もありますね。
誕生日とか記念日にちなんだ番号だと自分だけの付加価値が楽しめます。

お次はサインカード。
引退後のカードですが、パイレーツ時代の写真が使われています。
有名選手だと、引退後もレジェンドとしてカード化されるので、追いかけ続ける楽しみがあります。

私はWakefield以外に、Ozzie SmithやRey Ordonezも集めていますが、さすがOzzieは毎年新しいカードが出ますね。
(Ordonezはそこまで有名選手選手ではないので。。。w)

そして、最後はサイン&ジャージカード。

見ての通り、サインとジャージ両方の豪華なカードです。
Wakefieldはそもそもサインカードもそれほど多くないので、このカードはまさに家宝となりそうです。
ナックルボールの握りが見えるのもポイント高いです。


カードの価値(値段)は基本的にその選手の人気で決まるので、今だと大谷選手やトラウト選手のサインカードなんて、とてもとても手に入れられる値段ではありません。

その意味で、皆に人気の選手だけでなく、自分だけのお気に入りの選手を見つけて、少しずつ地道に集めていくのがおすすめじゃないかなと思います。

あなたも、まずは一枚、お気に入りのMLB選手のカードを買ってみませんか?