キースのギターと言えばフロント・ハムのテレキャスターが代名詞のようになっています。
50年代ブラックガードのフロントをハムに改造したミカウバー(ブロンド)にマルコム(ナチュラル)、67年貼りメイプル指板のソニー(サンバースト)などなど。
もちろん、本物のブラックガードなんて高すぎて(100万は軽く越える!)買えるわけもなく。
貼りメイプルテレもよくあるブロンドカラーはアッシュボディなんですが、キースのサンバーストはアルダーボディなので、ボディ材にまでこだわると相当レアになります。
そこで、テレキャスターつながりでいくと、キースはテレキャスター・カスタムも使ってます。
黒のカスタムを75年製(メイン)と76年製(サブ)で持っていて、映画『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥギャザー』、ライブアルバム『スティル・ライフ』ではノーマルチューニングのメインギターとして大活躍してました。
ステージに乱入してきたファンを迎え撃ったのもこのギターでした。
その後、チャック・ベリーのコンサート『ヘイル・ヘイル・ロックンロール』でも使われたあと、
92年のソロツアーからは、5弦オープンG用に転身。
このイントロのコード一発目がかっこいいんですよねー
(動画冒頭だけでも是非!)
ピックアップセレクターをトーンコントロールの位置に移設する改造がされてます。
キースのようピッキングの位置がネック寄りの場合、元のセレクターの位置だと邪魔なんですよね。
気づいたら勝手にセレクターに触っててフロントになってた、みたいな。。。
ストーンズでもA Bigger BangツアーのJumping Jack FlashとHappyで4カポで使用されてました。
さらに、同ツアーでは色違いの白もお目見え。
ちなみにセレクター位置は改造なしで、センターポジション使ってます。
70年代に入手後、80年代、90年代、00年代と使い続けていて、ノーマルチューニングのメインから始まり、メインの座をシルエットやES355に明け渡した後も、オープンGチューニング用として1,2曲は使われる位置を確保しており、かなりのお気に入りと見て間違いないでしょう。
お値段的にも、70年代のギターをヴィンテージと呼ぶかは微妙なところなのか、まだ手が届くレベル。
良い出会いがあれば、カスタムショップNocasterから上位互換(?)してしまうかも!?