ちょいと前、私に昼から夜にかけて用事があり
出かけていたのだが、
出かけた途中で
家にスマホを置いて来たことを思い出した。







取りに帰れなくもなかったのだが、
予定の用事にギリギリになってしまうことを考えると
このままスマホ未所持を選択した。






それに、iPadは持って来ていたので、
LINEアプリは入れてなくても、
何かの時には、
iPadからどうにか出来るとは思った。







サエには私の予定は伝えていたし
仮に、何気ないLINEをくれて
私側がずっと未読のままであっても、
スマホを忘れて、持って無いと気付くかな、と
安直な考えをしていた。






そして、未所持約6時間後に帰宅し、
スマホを開くと、
サエからLINEが入っていた。







5件あったが、
その内3件は消去されていた。






それに、残りの2件も、
私からすると
意味不明な内容。





《ハッキリ言ってくれたら良かったのに》
と。





意味も分からず、思い当たることも無かったので、
まずはスマホ未所持を謝ってから、
どういう意味が尋ねた。






すると、
前に会った時の私の態度を深読みしてしまい、
私が何か思うことがあって、
敢えて未読スルーにしていると
思い込んでのLINEだったらしい。






いやはや、本当に申し訳なかった。
それに、連絡付かないと、
あれやこれやと、ネガティブな方向にも
考えが及ぶんだなと、感じた。






その、スマホ未所持については、
突っ込まれずに、
私の以前の態度についての誤解を解くのに
少しだけ時間がかかった。







で、この件は終わったと思っていた。









のに、
その次に会った時。
あっ、この時↓
何気にその話題になり、
『この前はごめんね〜、スマホ忘れたままで〜』
なんて、軽く謝ったら、


サエ
『スマホ忘れてても、iPadあったら、
なんとか出来たよね?』

『Wi-Fiなんて、今どこにでもあるよね?』

『例えばコンビニとかでもさ?』

『連絡する気があれば、なんとでも出来るよね?』






あっ………
そうでした……
その通りです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
私は何も言い返せない代わりに
サエに軽く抱き付いた。