ツイッターのフォロワーさんからこのような依頼がありました。
ワクチンを打って罹った方は軽症で済む為なのか保健所に連絡しないで自己隔離している方が多い。
ワクチンを打たないで罹った方はかなりの確率で酷い状況になってますが入院もホテル療養も出来ない感じです。
「なぜ保健所に連絡しないか」と聞くと、コロナ保険がおりなくなったからだそうです。
そう言った事も含めて記事にしてもらいたい。
早速コロナに罹患した場合の保険について調べてみました。
こちらのページを参照しています。
保険会社によって若干の違いはありますが、 2022年 9月26 日以降に新型コロナウイルス感染症と診断された方についての保険金の支払対象は下記のように変更されました。
宿泊施設や自宅療養への対応について
2020年4月2日、厚生労働省は軽症や症状がみられない人に宿泊施設や自宅で療養してもらうためのガイドラインを示し、
一部の保険会社では上記の事情で宿泊施設や自宅で療養する人も入院給付金支払い対象としていました。
2022年9月、政府から、新型コロナウイルス感染症に係る発生届の範囲について全国一律に重症化リスクの高い方に限定する旨が公表されたことにより、2022年9月26日以降に陽性となった場合のみなし入院についてはお支払い対象は以下の方となります。
・65歳以上の方
・入院を要する方
・重症化リスクがあり、所定の新型コロナウイルス感染症治療薬の投与または新型コロナウイルス感染症罹患により
酸素投与が必要な方
・妊娠されている方
このガイドラインによって2022年9月26日以降に陽性となった場合は、基本的に上記の対象者以外は保険金の支払いが行われないことになりました。
つまり軽症の自宅療養や宿泊療養については保険金の支払いがされないことに変更されました。
ただしコロナ対応の全ての保険商品ではありません。
よってフォロワーさんの指摘どおり、「保健所に連絡しないで自己隔離している方が多い」ということになるのだと思います。
つまり「入院を要する方」に該当するには相当重症化しない限り病院へ辿り着くのはごく僅かということなのだろうと思います。
その段階になれば相当死亡リスクは高いわけで、医療保険や傷害保険ではなく死亡保障のある保険の支払い対象になってしまいます。
そもそも保険は相互扶助で成り立っているので、契約者が少しずつ保険料を負担して将来のリスクに備えるものです。
それが契約者全員が保険金の支払い事故対象者となれば、保険会社は莫大な保険金を契約者一人ひとりに支払わなくてはなりません。
それでは保険はパンクしてしまうので今回のような支払い条件を事後変更することになったということです。
保険会社もこぞってコロナ対応の保険を売り出しましたが、ここまでコロナが拡大するのは予想外だったため、当初の大盤振る舞いの支払い条件を狭めたということになります。
いずれはコロナで死亡した場合の死亡保険金は大幅に減額されるか、支払い対象から除外するなんてことになったらそれこそ大変です。死亡保険金は額も大きいですから保険契約者全員が支払い対象になったらたちまちパンクしてしまいます。
自己隔離しているという人はそれなりに軽症だからという理由なのでしょうが、たとえワクチンを打ったとして重症化する人もいます。早めの医療措置は絶対に必要です。お金の問題ではないです。
まぁ保険というのは都合の良いことを言って客を勧誘するが、いざ支払う段階でごねるというのはよくあることです。
入っていて損はないとは思いますが、自分の契約している保険がどんな保険なのかしっかりと把握しておかないと、いざという時に「支払われません」の一点張りでごねてもビタ一文保険金は支払われません。
コロナに感染して保険金が支払われるかどうかは会社によって若干異なることもあるので、疑問に思ったことがあれば該当する保険会社へ問い合わせてみてください。