立花氏、逮捕 | ロンドンつれづれ

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やっと。

 

やっと逮捕されたN国党の党首の立花孝志。兵庫県知事選を、デマと嘘でかく乱した張本人、根拠のない虚偽情報を垂れ流し、犬笛を吹いて誹謗中傷を呼び起こして、一人の県議の命を奪った。

 

MAGAハット、嘘つきトランプの応援ハットをかぶって演説中だが、こいつも嘘つきのデマ拡散を戦術として恥とも思っていない。

 

 

立花孝志・NHK党首を名誉毀損容疑で逮捕 元兵庫県議への中傷で
2025/11/9 09:34(最終更新 11/9 10:49)

斎藤元彦・兵庫県知事らの疑惑を県議会で調査していた元県議の竹内英明さん(当時50歳)を中傷したとして、県警は9日、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)を名誉毀損の疑いで逮捕した。立花党首が竹内さんを批判後、SNSで根拠のない誹謗中傷の投稿が相次いでいた。県警は竹内さんに対する発言の意図や目的について本格的に追及する。

 

竹内さんの遺族は、SNSでの不特定多数の投稿で竹内さんが精神的に追い詰められて自殺したと主張。立花党首が根拠のない発言を繰り返し、自身の考えに賛同する人らを扇動したなどとして6月に刑事告訴していた。

竹内さんは斎藤氏のパワハラ疑惑などについて調べる「県議会調査特別委員会(百条委)」の委員を務めていたが、斎藤氏の出直し知事選後に県議を辞職、今年1月に自宅で死亡しているのが発見された。

 

立花党首は出直し選で斎藤氏を支援する「2馬力選挙」を目的に立候補。選挙戦で竹内さんが斎藤氏らの疑惑を告発する文書の作成に関わったとし、「ありもしないうわさ話を作った」などと指摘していた。

竹内さんが県議を辞職した後の24年12月、立花党首は自身が立候補していた大阪府泉大津市長選の街頭演説で「何も言わずに去っていった竹内県議はめっちゃやばいね。警察の取り調べを受けているのは間違いない」などと発言。竹内さんが亡くなった翌日もX(ツイッター)や動画投稿サイトで「(県警が竹内さんを)明日逮捕する予定だった」などと発信した。

 

出直し選での立花氏の発言以降、竹内氏の事務所に嫌がらせの電話やメールなどが複数寄せられるようになった。SNSでも多くの批判的なコメントが投稿され、竹内氏は妻に「犯罪者扱いされている」と不安を訴えるようになった。24年12月下旬に「うつ状態」と診断され、症状が悪化していたという。

当時立花は「(名誉毀損罪の)違法性が阻却される根拠を持って発言している。不起訴、あるいは起訴されても無罪になると確信している」と述べた。

 

兵庫県警がNHK党・立花孝志容疑者を名誉毀損容疑で逮捕 [写真特集1/23] | 毎日新聞

 

告発兵庫知事:死亡した元兵庫県議の妻、NHK党・立花氏を名誉毀損容疑で刑事告訴 | 毎日新聞

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このようなデマや嘘を拡散する人物が逮捕に至って本当に良かったが、なぜ逮捕までこれほど時間がかかったのだろうか。SNSや動画での発信があるのだから証拠はいくらでもあっただろうに。

 

そして名誉棄損ぐらいでは大した罰が与えられないことは、本当に改善されていくべきだと思う。特にデマをもとに「犬笛」を吹き、大勢を扇動するような行為は その重篤な結果を軽視してはいけないのだ。

 

嘘やデマの拡散やそれによる誹謗中傷が原因で命を落とす人がいるという現実を、社会はもっと重く受けとめなければいけないだろうと思う。

 

 

下は毎日新聞の1月の速報記事の抜粋。

 

元兵庫県議の竹内英明氏が死亡 百条委委員務め、SNSで中傷受け辞職

2025/1/19 12:42(最終更新 1/19 18:58)

斎藤元彦兵庫県知事がパワハラなどの疑惑を文書で告発された問題で、真相究明のために設置された県議会調査特別委員会(百条委)の委員を務めた竹内英明元県議(50)が死亡したことが19日、関係者への取材で判明した。亡くなったのは18日夜で、自殺とみられる。

竹内氏は当選5回で、立憲民主党系議員らでつくる会派「ひょうご県民連合」に所属していた。昨年11月の知事選直後、「一身上の都合」を理由に県議を辞職。関係者によると、実際は知事選中などにSNS上で誹謗中傷を受けたことが原因だったといい、周囲に「家から出ることも難しい状況だ」と相談していた。

竹内氏を巡っては、SNS上で告発に関わったとする根拠不明の書き込みが大量に出回り、中傷が相次いでいたという。

 

元兵庫県議の竹内英明氏が死亡 百条委委員務め、SNSで中傷受け辞職 | 毎日新聞

 

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11月当時、「誹謗中傷などに家族が耐えられない」と言っており、そのすぐ後に議員辞職をしたということを記憶している。仲間の議員までにデマを「本当なのか?」と聞かれたりしていて、精神的にまいっていたそうだ。

 

 

立花氏によるデマの拡散が犬笛になって、多くの斎藤支持者が軽い気持ちで竹内氏を攻撃したのではないだろうか。つい最近の宮城県知事選でも、デマなどのツイートを拡散していた人の4割が明らかな参政党関係者であり、その多くが宮城県以外のところから発信していたという。

 

今や、デマの拡散とSNSによる攻撃は、選挙戦の一つの戦略のようになっているが、それを許していていいのだろうか。

 

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「こんなことになって…」 デマの嵐に元兵庫県議が妻に伝えた無念
 
2025/5/27 06:00(最終更新 6/1 19:00)

SNSで、デマや中傷がどんどん拡散していった。突然向けられた理不尽な悪意だった。怖くて外にも出られない。「こんなことになって、ごめん」。兵庫県議だった竹内英明さんは何度も繰り返し、亡くなった

「24時間、仕事をやっていたような夫の精神が削られていきました。生きる力を奪っていったのです」。竹内さんの妻(49)が毎日新聞の取材に応じた。

竹内さんは同県姫路市議を経て、県議として5期目を迎えていた。行財政改革に通じ、県政の埋もれた課題を掘り起こすことで定評があった。

2024年、県政を揺るがしたのは斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑が文書で告発された問題だった。県議会に調査特別委員会(百条委)が設けられ、委員の竹内さんは斎藤氏らに鋭い追及を重ねた。

「黒幕は竹内」。知事選が始まった24年11月、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏はインターネット上で、あるメモを明らかにした。

斎藤氏の当選を目的とした立候補で「2馬力選挙」を展開していた立花氏。街頭演説では竹内さんが告発文書作成に関わったとし、「うそを作った」と名指ししていた。

この頃から、妻が一人で切り盛りする竹内さんの事務所では電話が鳴りやまなかった。「責任を取れ」。事務所は閉めざるを得ず、夫婦で自宅に籠もるようになった。毎日のように出かけ、誰かに会う議員生活が暗転した。

妻は怖かった。「突然降って湧いたように悪意が広がって。それに反応することでまた標的にされてしまう」

知事選で斎藤氏が再選すると、竹内さんは県議を自ら辞めた。家族には「自分の仕事が家族に迷惑がかかるなら、辞めなきゃいけないと考えていた」と話していたという。

竹内さんは自宅で県議会の話を避けるようになっていた。妻の目からは不安げに黙り込んだり、落ち着きがなかったりするのが分かる。話しかけても、返事がないことも少なくなかった。

24年12月25日。百条委の尋問があった。「見ないとあかんな」。インターネット中継を夫婦で見た。

増山誠県議*が発言した。「竹内元県議は(姫路市であった祭りで斎藤氏の)パワハラの事実があったとして質問しましたが、デマであったことが判明しています」

これを見ていた竹内さんは「ほらね」と漏らした。誤った認識がまだ広がっていることを示していた。この質問を巡り、議事録には後に「パワハラの質問は確認できない」との注記が入った。

妻は「辞めざるを得なかったのですが、反論できる立場でもない。夫は無力感や絶望感をかみしめていたと思います」。

年が明けると、夫の口数はさらに減っていく。「こんなことになって、ごめん」と何度も謝るようになった。妻は「もう考えなくていいから」と返すのがやっとだった。せめて食べて寝て、生活してくれればいい。妻がそう願っていた1月18日、竹内さんは亡くなった

「夫は一生懸命に仕事をしていただけなのに。追い込まれて居場所をなくし、それでも攻撃される。人生の全てが否定されたようでした」

 



竹内さんの死後、分かってきたことがある。百条委の副委員長だった岸口実県議は知人とともに立花氏と面会。「黒幕」とするメモが手渡される場に立ち会っていた。岸口氏は「全てが事実だとは認識していないと伝えた」とするが、自らの行動が軽率だったと述べている。

「何でこうなったのかずっと考えているんです。だから向き合わなきゃいけない」。なかなか死を受け入れられないが、妻は四十九日が過ぎた頃、避けていたSNSへの投稿を見るようになった。

言論・表現の自由があり、それぞれの考え方があるのは分かる。それでも、デマが事実のようにされ、ものすごい速さで増幅する悪意の恐ろしさ。

志半ばだった夫の無念をかみしめると、これだけは訴えたい。「容赦なく、相手をたたきつけることを想像してほしい」

斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会百条委員会のメンバーには中傷メールや嫌がらせが続いている。

委員長を務めた奥谷謙一県議はその一人。「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏は「奥谷氏は悪人であり、告発文書を作成した元県幹部が死亡した原因を隠した」と発信。奥谷氏は虚偽情報を流されたとして、名誉毀損(きそん)容疑で刑事告訴している。

4月には「鉈(なた)で襲われとけ」などとする中傷メールが、3日間で約2600通送りつけられた。奥谷氏は威力業務妨害容疑での被害届を県警に提出した。

丸尾牧県議にも抗議電話が相次いだうえ、3~4月の9日間で計1万2400通の中傷メールが送りつけられた。注文していない食品を送りつけられるなどの嫌がらせも受けているという。

 

「こんなことになって…」 デマの嵐に元兵庫県議が妻に伝えた無念 | 毎日新聞

 

*当時「維新の会」の増山誠県議は立花に非公開で行われた百条委の音声データを渡した人物だ。つまり、犬笛を吹かせた張本人。




ところで、そんなN国党にすり寄ったのが高市政権。

 

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自民県議「中傷許せぬ」 立花党首逮捕に N党との参院会派は抗議
2025/11/9 15:59(最終更新 11/9 16:27)

(前略)

自民は10月、参院でNHK党所属の斉藤健一郎参院議員と会派を結成した。自民が少数与党の現状を踏まえた参院での多数派形成の一環と考えられる。

これに対し、兵庫県議会の自民県議団は党の松山政司・参院議員会長宛てに申し入れ書を送付し「斉藤議員がNHK党に所属したまま会派に参加することは、断じて受け入れがたい」と抗議した。自民県連も経緯の説明を求めた。

自民県連幹事長を務める黒川治県議は9日、立花党首の逮捕を受け「正直驚いた。竹内さんや奥谷県議への誹謗(ひぼう)中傷は許せず、今後も注目していく」と述べた。自民党本部に対してさらに何らかの対応を求めるかは「未定」とした。

 

自民県議「中傷許せぬ」 立花党首逮捕に N党との参院会派は抗議 | 毎日新聞

 

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なりふりかまわない高市氏ですが、良識が問われます。

 

 

デマや虚偽情報を使って、政敵を貶めたり大衆をだまして扇動するのは、古くはスパルタの時代のギリシャからあったようだが、それを近代の政治で使ったのがヒットラーである。

 

ファシズム好きのトランプがそれをそのまま利用し、「ウソも100回つけば真実になる」とやっている。「選挙は盗まれた」と嘘で犬笛を吹いて議会を襲わせ、複数の人命を奪ったトランプはその罪を償っていないどころか、襲撃に関わった囚人たちを恩赦して街に放った。

 

トランプのMAGA帽子をかぶっている立花も、同じ「デマ→犬笛→大衆扇動」の戦略を使ってるんだろう。ウソだ、デマだと知りつつ拡散して大衆を扇動しているのだ。

 

それに騙されて踊らされる大衆も、自分の罪と愚かさを認識した方が良い。

 

 

「ウソは繰り返しつけ。大きな嘘ほど良い。人はそれを信じるようになるだろう」by ヒットラー