統計数字じゃない... | ロンドンつれづれ

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主に中東のニュースを配信している、アル・ジャジーラ社のツイッターをフォローしている。 SNSで上がってくる情報の真偽は危ういものがあるが、アル・ジャジーラ社の情報は信頼できると思っている。
 
欧米でも、彼らのニュースを信頼してフォローしている人々は多い。
 
そのアル・ジャジーラのXで、以下の写真が紹介された。
 
たくさんのテディ・ベアが並べられている。「私は、統計の数字じゃない」と書かれたジャンパーを着ている…。
 

 
 
後ろには、「パレスチナ」と。
 

 

 

 

 

すべてで1万5千体あるそうだが、実際ガザ地区でネタニエフによって殺された子どもの数は、こんなものではない。統計にすら上らない子どもたちや、いまだにがれきの中に残された遺体も数多くあるのだ。

 

 

 

 
 
今でも殺され続けている子どもたちの数は増え続けている。
 
この子たちは、ひとりひとり名前があり、誰かの大切な娘、息子なのだ。
 
 
以下、写真はロイター通信より。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
消えてしまったひとつひとつの命は、これから何にだってなれたはずの希望を持っていた一人一人の人生だった。
 
怪我をしても、生きている子どもにはせめてこれからの人生を希望を持って生きて行ってほしい。 そのために、大人は何をするべきだろうか…。
 
 
 
 
どんな理由があっても、子どもや非戦闘員が無差別に殺されたり攻撃を受けるべきではない。
 
前の世界戦争からまだ100年も経っていないのに、世界はもうあちこちでこんなことをする独裁者が国際法を無視して非道なことをしている。
 
ひとつひとつのテディベアが、ひとりひとりの子どもを表している。1年足らずで何万人もの子どもが、このような形で命を奪われている事実から私たちは目をそらせてはいけないと思うのだ。
 
自分の住む国の政治家が、このような行いをする国に対し、どのように働きかけているかを知っておく必要があると思うのだ。
 
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10月には、ハマスによるイスラエル人人質の事件とそれに続くネタニエフ政権の大規模なガザ攻撃から1年になる。

 

その間、私たちは、ただ目をそらせてきたのではないか…。 遠くの国で起きている、知らない人たちの出来事だと思ってきていたのではないか…。

 

女性が子どもを亡くして苦しんでいる。毎日の食事も手に入らない子どもたちがいる。

 

 

 

 

 

 

今、イスラエルは、ガザだけでなく西岸のパレスチナ自治区にも攻撃を広げ、パレスチナ人の家屋などを取り上げて入植を進めているようだ。

 

 

イスラエル政府やアメリカはじめ欧州のリーダーたちはイスラエルの攻撃を「テロに対する自衛」と言っているが、本当にそうだろうか。 殺された子どもたちはテロリストだったのだろうか。

 

イスラエルはパレスチナ人だけでなく、近隣諸国にも攻撃を仕掛けて敵を増やしている。また、国連や国際司法裁判所の勧告をまったく無視して国際法違反や人権侵害を繰り返している。

 

そのような国を支持しようとする国は、同じように敵を増やすことを忘れてはならないと思う。