木彫 | ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
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私は、木彫が好きである。
 
先日訪れた、チャッツワースハウスでも、室内の装飾、とくに木彫に目が行ったのである。
 
私の母は、私が幼いころに、今でいうカルチャーセンターというか、そういうところに通って木彫をやっており、彼女の作った木彫りのレターボックスや飾り物が家の中にいくつかあった。
 
また、自分も中学や高校の美術の時間に木彫りの小箱やトーテムポールなどを作った時のワクワク感、手にした彫刻刀に伝わってくる木を刻むときの心地良い感触などを覚えているのだ。
 
で、先日来、英国のビンテージ・アンティーク家具にはまってしまい、バーレイ・ツイストというデザインのものをいくつか手に入れているのだが…。
 
ディナーテーブルに加え、そのための椅子を3脚120ポンドという廉価で手に入れた。が、お客が2人の場合、3脚では足りない。ということで、さらに一脚を足した。これはそろいではないが、バーレイツイストのデザインということでは一致している。
 
こちらは1脚130ポンドだが、木彫りの部分が凝っている。夫は「装飾過剰」だと思っているようだが、私の執着心にまけてOKを出した…。
 
ということで、こちらも英国ではよくあるブドウの葉のデザインのホールチェア。
 
 
 

木彫の、こういう感じが私は好きなのだ。 色味は本来、もうちょっと明るい方がすきなんだが、文句は言うまい。

 

 
 
座席の部分も、彫刻が施してある。
 

 
 
座って見ると、案外に座り心地が良くて、背筋が伸びる。
 
こちらは、通常は、ライティングビューロー用の椅子としておいて、客が来た時だけダイニング用に使用できるだろう。
 

 
 
先に買っておいたダイニング用の椅子は、もうミイナがちゃっかりと寝床にして、猫毛をいっぱいつけている…。 仕方あるまい…。
 
 
 
この座席部分は張り替えるつもりで、ウイリアム・モリスカンパニーのアップホルスタリ用の生地のサンプルを手に入れた。 その中から選ぶつもり。
 
 
また、同じバーレイツイストのデザインの卓上ランプも手に入れた。しっかりした出来の、なかなか大きなサイズのものだ。
 
このスタンドに似合うアンティーク調のランプシェイドは、オンラインストアで探して見つけた。
 
 
 
下もバーレイツイストの、サイドテーブル。高さはディナーテーブルと同じだが、このテーブルトップの面積なら、植物と上記のランプを置くのに、ちょうど良い。
 
 
届いたものは、かなり黒い塗料が塗ってあり、全体に「真っ黒」という重々しいものだったので、夫に頼んでテーブル部分の表面の塗料を全部サンディングしてもらった。
 
 
 
 
なので、今は、まったく木の素地が出ていて、こんな色。
 
こちらにこれからアンティークブラウンのワックスを何度か塗りこんで、木の素材感が残る良い色調とつやにしてもらうつもり。
 
 
 
どんな仕上がりになるか、夫は手先が器用なうえに完璧主義者なので、楽しみである。
 
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さて数日後。

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こちらが何度かワックスをかけたもの。



ちょっと赤みがたりないかも、だが、いい艶が出ているし木目がしっかり残っていて、なかなか良い。


上に乗っているのは、同じくバーレイツイストの、燭台。丈がたかいので、ローソクは短いものを用意しなくては。