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安倍派側、不記載を認める供述 特捜部、二階派も刑事責任追及

 

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る疑惑で、安倍派(清和政策研究会)の会計責任者が東京地検特捜部の任意聴取に対し、パーティー券収入などについて、政治資金収支報告書への不記載を認める供述をしているとみられることが18日、関係者への取材で分かった。立件を検討している。二階派(志帥会)の会計責任者も収支報告書の不記載を認めているとされ、特捜部は故意性があるとみて刑事責任を追及する。

 特捜部は政治資金規正法違反容疑で安倍派側を家宅捜索する方針。組織ぐるみの慣行とみて解明を進める。安倍派の裏金は最近5年間で約5億円に上る可能性があり、二階派の不記載も億単位に上るとみられる。

 安倍派の一部議員側がパーティー券の購入予定者に代わり、派閥に費用を立て替えていたことも分かった。派閥が収入確保を目的に販売ノルマを課しており、議員側は対応を迫られていた可能性がある。

 関係者によると、安倍派ではノルマを超えて議員側が集めた分を、収支報告書に記載せず裏金として還流。受領した議員側も報告書に書いていなかったという。

 

 

安倍派側、不記載を認める供述 特捜部、二階派も刑事責任追及 (msn.com)

 

安倍派「裏金議員」は辞職ドミノ不可避…2024年4月補選は自民党“総崩れ”危機(日刊ゲンダイDIGITAL)|dメニューニュース(NTTドコモ) (docomo.ne.jp)

 

 

 

 

 

「裏金に激怒!」「統一教会は天敵!」進む安倍元首相の神格化に「気持ち悪い」の声

 

――神は全能である。

そんな前提に立つ一神教の宗教は多い。だが、その際、必ず問題となるのはこの命題と現実との対立だ。

「全能であるはずの神が作ったこの世界に、なぜ悪や不平等が存在しているのか?」 「聖典の内容が、科学的な事実に反しているのはなぜか?」

だが、神が全能であることは疑ってはならない真実のため、あの手この手の説明で宗教は現実との整合性を取ろうとしてきた。こうした「神学」は、最近の政治の世界でも盛んなようで……。

■《そんな訳ないだろ》「安倍氏が裏金に激怒」報道への違和感

<「裏金」細田派時代の悪習 安倍氏は激怒した>

そんな見出しが1面に躍ったのは「夕刊フジ」の12月13日号。執筆したのは、安倍晋三元首相に“最も食い込んだ記者”ともいわれる元NHK解説委員の岩田明子氏だ。

現在、日本を揺るがしている自由民主党の安倍派(清和政策研究会)による裏金問題。“収支報告書への不記載は派閥の指示”という報道もあるように、裏金作りは安倍派による組織的な行為だとみられている。

岩田氏の記事によると、清和会の裏金づくりは11月に亡くなった細田博之前衆院議長が会長を務めていた時代からの悪習で、安倍氏が`21年11月に同会の会長に就任した際、初めて裏金の存在を知って激怒。会計責任者を叱責して改善を要求したものの、’22年7月に殺害されてしまったため、改善は果たされなかったという内容だ。

しかし、この報道には多くの人から疑問の声が。

《死人に口なし。いまさらそんな歴史修正したところで信じる者は一部を除いてもういないだろう。チェックメイトですよ。》

X(旧Twitter)でこの記事にそうリポストしたのはジャーナリストの津田大介氏だ。また、立憲民主党の米山隆一衆議院議員はこう指摘した。

《岩田明子氏、今更「安倍元総理様は全てご存知で裏金を止めるように指示していたのに、部下が従わなかった」とご主張です。まずもって(1)そんな訳ないだろ。ではありますが、それ以上に(2)それが本当なら現安倍派の面々は皆確信犯、全員有罪。で安倍派は壊滅します。岩田氏、一体何をしたいのかと思います》

ほかにも《さすがに信じられない》《イタコに改名した方がよい》《史上屈指の後出しジャンケン》など、否定的な反応が多かった。

一方で、この報道を好意的に受け止める人もいる。高須クリニックの高須克弥院長は《安倍晋三先生は筋を通す政治家でした。納得なう。》とリポスト。さらにこんな反応も。

《安倍元総理が悪習を打破しようとしてたことをなぜマスコミは報道しないの?》 《さすが安倍さんだね》

しかし、「会長になるまで安倍氏が裏金の存在を知らなかったというのは無理がある」と指摘するのは全国紙の政治部記者だ。

「清和会の裏金作りは約20年前の森喜朗会長時代からという証言が出ている。実際、2005年には、ノルマを超える派閥の政治資金パーティーのパーティー券を販売した議員に対し、資金を還元し、裏金化していたことが明らかに。この時点で、『パーティー券のキックバックは慣例』という関係者の証言も報じられている。

このとき、自民党は複数の政治資金の不正問題を抱えていたため、清和会の裏金問題は埋もれてしまった形になり、深く追及はされなかった。しかし、安倍氏は当時の森派のエース。派閥ぐるみの裏金作りを知らなかったとは信じがたい」

■《安倍氏の神格化が気持ち悪い》

過去にも、安倍氏の死後に噴出したスキャンダルについて、“無理筋”の擁護が出たことがある。その最たる例が、<安倍氏は統一教会の天敵だった>というものだ。

安倍政権下で消費者裁判手続特例法が成立したことなどを根拠に、“安倍氏が統一教会と対立し、活動を阻止しようとしていた”と、一部のジャーナリストがネット動画ニュースなどで主張。安倍氏の支持者を中心に、多くの支持を得た。

しかし、なぜ“天敵”の安倍氏が統一教会の関連イベントにビデオメッセージを贈っていたのか、祝電の送付や会合を行っていたのかについては合理的な説明はなし。2019年に岸田首相が米国の元下院議長と面会した際、統一教会の関係者が同席したことが新たに明らかになったが、この面会に出席するよう岸田首相に要請したのも安倍氏と報じられている。

《またこのパターンか。「安倍さんは統一教会の天敵だった」「裏金に安倍さんは激怒した」とか、歴史修正主義と同じ手法で安倍擁護。岩田明子の記事を見ても「会計責任者を叱責」「事務総長らにクギを刺した」など、何の証拠もない話。こんなストーリー、いくらでも創作できる。》

そうリポストしたのは、戦史・紛争史研究家山崎雅弘氏だ。“あの手この手“の説明で、安倍氏の過去の行動を無謬化しようとする動きには、こんな声も。

《安倍晋三を崇め 細田に全てを擦り付ける印象操作か。どうもこの界隈はアベを神格化したいみたいで気持ち悪すぎるな。》

 

 

「裏金に激怒!」「統一教会は天敵!」進む安倍元首相の神格化に「気持ち悪い」の声(女性自身)|dメニューニュース(NTTドコモ) (docomo.ne.jp)

 

 

 

 

 

この際、検察側にはしっかりと捜査を行い、権力を持つ人間が汚い金をポケットにつっこむという悪い「文化」の根っこをしっかりと掘り出してほしい。

 

こういう捜査も、安倍元総理が生きていればできなかっただろう、という声が国民の間からあがるというのも実に情けない話で、検察もしっかりやるべき仕事をこれまでやってきていなかったと国民から烙印を押されたということなんだろう。

 

つまり政治家が司法に介入し、権力のある人間の不道徳や犯罪をもみ消してきた、検察はそれに唯々諾々として従っていた、というふうに国民が思っているのだということだ。

 

まるで途上国の腐敗政治のように、先進国であるはずの日本で、政治家への国民からの信頼が地に落ちているということだろうし、政治家という権力者の腐敗をしっかり暴こうとしてこなかったメディアに対する国民の目は厳しいことをジャーナリストはしっかりと認識してほしい。