故安倍元総理の覚えがめでたくて、自民党の比例代表のリストのトップに置いてもらって国会議員になっている杉田水脈議員。 岸田さんも安倍派に気を使って彼女を重用したのか、総務省の政務官という地位を与えたのにはびっくりして顎が外れそうになった。 岸田さんの判断力を疑わざるをえない。
彼女は過去に多くの問題ある「差別発言」を繰り返し、反省の色も見えない。彼女を崇拝して大絶賛しているエセウヨクもネットで活躍しているようだが、男女平等やLGBTQ問題についての発言がメディアなどにも取り上げられているが、のらくらと言い逃れて謝罪などは一切してきていない。
元衆議院議員のジャーナリスト、現世田谷区長の保坂展人氏も彼女の政務官登用について以下のようにツイートしている。
杉田水脈議員が批判された発言は「男女平等は絶対に実現し得ない反道徳の妄想です」(2014年10月)、またLGBTQ・性的少数者にむけた「彼ら彼女らは子供をつくらない、つまり『生産性』がない」(18年『新潮45』)とあまりにも有名。岸田首相の政務官登用は、差別的な問題議員を許容したことになる。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) August 24, 2022
彼女の主張は、旧統一教会や日本会議の主義主張と大変にかぶるところがあるが、かなり関係も深いかもしれない。
また、性被害を受けたジャーナリストの伊藤詩織さんに関しては、「女として落ち度がある」など、2次被害ともいえる発言をしたり、誹謗中傷を繰り返した漫画家などのSNSをリツイートしたりいいねをつけたりしており、伊藤さんから民事訴訟を起こされていた。
以下、その記事をご紹介する。
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伊藤さんの代理人弁護士によると、中傷投稿に「いいね」を押す行為で賠償を命じた司法判断は初めて。伊藤さんは判決後に「苦しみを理解してもらえた。ささいな行為が人を傷つけるということを考えてほしい」と語った。
石井浩裁判長は、杉田議員が「いいね」を押す以前に、伊藤さんへのやゆや批判を繰り返していた経緯を重視。「伊藤さんらを侮蔑する内容のツイートを利用して、積極的に名誉感情を害する意図で『いいね』を押した」と判断した。
その上で、当時約11万人のフォロワーがいる国会議員の立場だった点を踏まえ「発言などには一般人とは容易に比較し得ない影響力がある」と指摘。「社会通念上許される限度を超える侮蔑行為で、精神的苦痛は軽視できない」として違法性を認定した。
中傷に「いいね」賠償命令 伊藤さん逆転勝訴、控訴審: 日本経済新聞 (nikkei.com)
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また、杉田氏は政務官として初めての本格的審議で野党側から質問を受けた。
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杉田水脈総務政務官(自民党)が26日の衆院政治倫理確立・公職選挙法改正特別委員会に出席した。今夏の政務三役就任後初の本格審議。杉田氏は物議を醸した自らの過去の言動に関する野党側の質問に対し、「見解は控える」などと繰り返すにとどまった。
立憲民主党の源馬謙太郎氏は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関係者の支援を「何の問題もない」とした2016年のツイッター投稿を批判。杉田氏は「政務官としての立場なので個別の見解の表明は差し控えたい」と語った。
杉田水脈氏、政務官初答弁=「見解控える」繰り返す (msn.com)
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なぜ2016年に「何の問題もない」と発信したのだろうか。 彼女と統一教会とのかかわりもあるかどうか、自民党はしっかり「調査」をするべきではないか。
また、過去の問題発言に関しても、相変わらずのらくらとかわし、きちんとした答えをしなかった。
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自民党の杉田水脈総務政務官は27日の衆院総務委員会で、LGBTなど性的少数者を「生産性がない」と表現した自身の言動に対する謝罪要求に応じなかった。「暮らしやすい社会の実現への努力をもってお応えしたい」などと答弁した。
杉田氏は2018年7月発売の月刊誌への寄稿で「彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり『生産性』がない」と記述し、性的少数者への差別に当たるとして非難を浴びた。総務委で立憲民主党の岡本章子氏は、この寄稿に言及し謝罪を求めたが、杉田氏は拒んだ。
杉田水脈政務官、謝罪に応じず 「生産性ない」発言巡り | 共同通信 (nordot.app)
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さらに、SNS上の誹謗中傷や、誹謗中傷を書いたツイッターへの「いいね」などに関した質問に対しても明確な答えをしないばかりか、総務省政務官でありながら、総務省の行っている「誹謗中傷対策」を、「知らない」と答える厚顔無恥ぶりは、総務省政務官として、政治家として、資質を問われてしかるべきではないだろうか。
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あの総務政務官が総務省のSNS中傷対策を「知らない」と答弁です。
立憲民主党・源馬衆院議員:「#No Heart No SNSってご存じですか?」
杉田総務政務官:「申し訳ございません。存じ上げません」
立憲民主党・源馬衆院議員:「大丈夫ですか。これ総務省がやっている行動ですよ」
杉田総務政務官:「その質問、通告を頂いておりませんので」
「#No Heart No SNS」は総務省が取り組むSNSの誹謗(ひぼう)中傷対策キャンペーンです。
杉田政務官は、ジャーナリストの伊藤詩織さんを中傷するツイッターの投稿に「いいね」を押したことが、名誉棄損にあたるとして、東京高裁に55万円の支払いを命じられています。
判決については、上告も含め検討していると明らかにしました。
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総務省で行っている「#No Heart No SNS」(人を思いやる心がないならSNSはしない方が良い)について、質問の事前通告がなかったから答えられないというのである。
ビックリしすぎてあごがガチョーン、である。もう政務官になって、2か月はたつでしょうに。
積み重なる差別発言は失言ではないだろう。 本人は日本の人口のある一部に熱狂的に受け入れられていることを知っていて、確信犯的にこのような発言を繰り返しているのに違いない。だから謝罪しないのだ。 彼女の過去の発言は、故安倍氏やその一派が持っている信条と重なるところがあるからこそ、比例代表のリストのトップに入れてもらっていたのだろう。〇〇党ネットサポーターズなどというネトウヨ連中は、いまでも彼女の記事に擁護コメントを入れ続けているようだ。
本当に比例代表制とは、国民に選挙で選ばれたわけでもない上に役に立たないどころか日本の国益にとって大いに害のある政治家を生み出す悪制度と言えるだろう。 これを悪用して、質の低い自党議員を増やし、貴重な税金をそういう国会議員の給与に充てている自民党には大いに反省してもらいたいと思っている国民は多いのではないか。
杉田議員は裁判を上告したいのであれば、誹謗中傷対策を推進するべき総務省の政務官をまず辞めてからやったらどうだろうか。
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伊藤詩織さんに「女として落ち度」 杉田水脈氏の差別発言の数々 | 毎日新聞 (mainichi.jp)