グランプリファイナルのチケット | ロンドンつれづれ

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グランプリファイナルのチケットの価格が発表されたみたいである。

 

カナダの世界選手権のチケットにべらぼうな値段がついているということは聞いていたが、イタリアのグランプリファイナルにも仰天するような値段がついている、というではないか。

 

それが昨日詳しくわかったようで。

 

なんと、一番お高いチケットはVIPプラチナチケットといって、1600ユーロだそうである。

最上のプラチナ席、別入り口、ホステス付きの特別ラウンジの使用可、グルメなお食事とプレゼントつき。

 

次のVIPプラチナ席が、1375ユーロ、プラチナ席、ホステス付きのラウンジとグルメなお食事、プレゼントつき。

 

そして、VIPゴールド席、990ユーロ。ゴールド席、ホステス付きのラウンジとグルメなお食事、プレゼントつき。

 

 

1600ユーロって、日本円で約20万円である。 チケットだけで!(ま、色々おまけはついているけど)

いくら通しチケットといっても、グランプリファイナルは6人ずつしか滑らないのに、20万円‼

 

欧州のファンたちは、「こんな高いチケット、とても買えない! 頼むからこんな値段のチケットはボイコットして!! どんな高いチケットでも買うファンがいる限り、足元を見られる・・・」と懇願しているようだが、おそらく無駄だろう…。

 

 

きっとこのべらぼうな値段のチケットはあっというまに売り切れるだろう…。 日本や中国のファンが値段に糸目をつけずに買うからだ。 あるいは、旅行代理店が買い占めるだろう。

 

夫と私も、グランプリファイナルのチケットがこんなにばからしい値段になるとは思っていなかったから、ヨーロッパの試合だし、行こうと思っていた。しかし、一人990ユーロだって出すようなゆとりは我が家にはないのである。 ヨーロッパでのグランプリファイナル、バルセロナだって、マルセイユだって、こんなにチケットが高かったことなんて今までになかった…。

 

 

しかし、良いニュースがひとつ。 もっと安い普通のチケットは7月19日から売り出されるそうである。

 

夫は、500ポンドぐらいまでなら買っても良い、と話している。 もっとも、「きっとカチカチの座席で酸素マスクが必要なぐらい高いところの席だと思うけどね・・・」と。 もうだいぶ前にホテルも航空券も予約してしまったから、もしチケットが手に入らないなら、少なくとも航空券に支払ったお金はもう戻ってこない。

 

いったいISUは何を考えて、こんなにチケットの値段を釣り上げているのだろうか。

 

スケートファンは、「ホステス付きの特別ラウンジ」なんて求めてないのに。 プレゼントなんてもらうより、もっと常識的な値段のチケットを、良席で見たいだけなのだ。

 

こんなことをやっていれば、富裕層のマダムしかフィギュアスケートは見ることができなくなってしまう。

 

そんなことでいいのかな? 世界選手権も、グランプリファイナルも、ファンの足元を見ているとしか思えない。 怒っているフィギュアファンは私たちだけじゃないぞ。

 

 

とにかく7月に、リーズナブルな値段のチケットが手に入ることを祈るしかない。 

もしとれなかったら…本当に残念だけれど、あきらめるしかない。 飛行機代も返ってこない。

 

アイスショーもそれほどないヨーロッパで、良い試合を見る機会はなかなかないのに。

 

欧州のファンたちが楽しみにしていた今年のグランプリファイナル。 ちゃんと欧州の普通のスケートファンたちにもチケットが手に入るといいのだけれど・・・。

 

 

 

ところで、話は変わりますが、宇野選手がコーチを変えるみたいですね。

 

新しいコレオグラファーと出会い、新しい宇野昌磨君を見られることを期待しています…!きっとコンフォートゾーンを出ることを要求されるチャレンジになると思いますが、絶対にプラスになるはず。

 

それと同時に、ジャンプの癖も直し、右足首に負担のかからないフォームが身に着くといいですね!

頑張ってください!