ジュニア男女ファイナル | ロンドンつれづれ

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ジュニア勢、頑張りました!

 

まず、男子の須本君、3位に入りました! おめでとうございます!嬉しそうでしたね。

 

このフリーはどんどん良くなっていますね。 全日本で見ることができるでしょう。楽しみです。 キャメルスピンの時、フリーレッグのつま先をもうちょっと外側に向けたらもっときれいに見える、とテッド・バートンさんがこれまで何度も言ってますよ。 手のひら、指の使い方など、細かいところにもうちょっと注意を払うとうんと違いが出てくる、と。

 

 

優勝はアメリカのクラシノゾン選手。 もうシニアに行ってもいいぐらい大人っぽいですよね。 なかなかのキャラクターとお見受けしました・・・。

 

 

2位もアメリカ。 パルキネン選手。 日本も頑張って、ジュニアの男子選手をもっと育てなくては・・・。ロシアとアメリカに圧倒されています。

 

 

 

女子。まずは、紀平選手に注目。 解説者のテッド・バートン氏、「皆さん、リカのトリプル・アクセルのコンビネーションが成功したことで、歴史を目撃しましたね!」と。 二つ目の3Aはもったいなかったですね。いつも簡単に跳んでいるというのに。あれが入っていればおそらく3位になっていたでしょう。 しかし、大きな試合で、冒頭のコンビネーションの成功、素晴らしかったです! そして、彼女の場合、ジャンプだけじゃない。 フルパッケージです。 総合で4位。

 

 

 

インタビュー。

 

 

 

優勝はアレクサンドラ・ツルソワ選手。もちろんロシア。 冒頭、クワド・サルコウに挑戦しましたが回転不足で転倒。 しかし、この選手は練習でこれを何度も成功させていますから、これからも試合でどんどん跳んでくるでしょう。おそるべし、ジュニア女子!

 

ジャンプ以外のところでは、まだジュニアらしさが残るかな、と思いますが、1,2年で表現もすごくよくなるのでは? 13歳ですよ! 脅威です。

 

 

 

こちらは私のフェイバリットの選手。 すべての動きがコントロールされていて美しい。こちらはジャンプだけでなく、バレエを見ているような芸術性があります。 フリーではツルソワを抜いてトップですが、総合では2位。 ロシアのアレーナ・コストロナイア選手。14歳。

 

 

 

3位にアナスタシア・タラカノワ選手。ちょっと演技が粗削りですが、夫はそこが良い、と。彼女の感情が演技の中に込められている感じがするとのこと。 確かに、ただ綺麗にエレメンツをすべてこなしても、こちらの胸に響いてこない演技もあります。 アナスタシアは音楽を感情的に表現している、そんなタイプの選手ですね。

 

 

 

今回、紀平選手をのぞいて、女子はすべてロシアの選手でした。この子たちが、あと2、3年でシニアに上がってくるんでしょうか。いや、今14歳のコストロナイア選手なんて、来年15歳でザギトワのようにシニア参戦してくるかもしれません。 

 

うかうかはしていられませんよ・・・。

 

しかし、5人のロシア選手の中の4人までが、エテリ・トートブリッツ女子の門下生。 恐るべし、エテリ・スクール。 おそらくロシアの中でも、コーチによって熾烈な戦いがあるんでしょうなあ・・・。