大人スケーターの悲(喜)劇-5 | ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

今日のチャシティ・ブリンちゃんは・・・・


なんと、スケートリンクで、「敵」をつくってしまうのである。


そう、大人スケートのあなた。身に覚えがあるでしょう・・・。


スケートリンクで、なぜか邪魔なあいつ・・・。

人が滑っていると、必ず繰り返し前を横切る、邪魔なやつが・・・。






「あんた、どうして私の邪魔をするのよ、どきなさいよ!」


「ほら、リンクのルールにも書いてあるでしょ!!リンクの真ん中は、スピンとジャンプの練習のためなのよ!!!それに、私のほうが、ずーっと上手なスケーターなのよ!!!だから、私の言うことを聞きなさい!!!」


このルール、わたしも最近わかってきたのだが、一番最初に日本のリンクで大勢の上手なちびっこたちにまぎれて滑ったときは、コーチの人に、速やかに注意をされた。

「すみませんが、端っこで滑ってもらえませんか。子供たちが練習しているので」と。

「え、一般滑走の日なのに???」とその時は不思議におもったが、今はもうルールを覚えた。


真ん中の広い部分は、上手な子供たちがバンバンジャンプをしたり、スピンをしたりするところ。

そして、その外側のコースは、上手な子供たちが回遊魚のように、フルスピードで走りぬけるところ。

そして、一番外側の、四隅の角っこの、あいているところが(へたくそな)大人スケーターが小さくなって、スリーターンなどをびくびく練習するところなのである…。

だから、このビデオのチャシティちゃんみたいに、面と向かって(上手な)子供スケーターにチャレンジする大人は、おそらく日本にはいないだろう。


ああ、そうはいっても、彼女もちびっ子スケーターから激しい反撃をうけ、お母さんからは「大人気ない!」と怒られているな。


今日も私はロンドンのホームリンクで滑ってきた。大人スケーターばかりで、どこをどう滑ろうと、どこでジャンプの練習をしようと、スピンの練習をしようと、怒られないので良かったよ…。へたくそでも、堂々と練習できるというのはホームリンクの強みである。

でも、日本で5箇所のリンクの道場破りをし、その上すばらしいコーチに個人レッスンまで受けてきたのだから、(無良くんの素敵なお父さんや、樋口先生、佐野さんなどもお見かけした)へたくそ大人スケーターでも、十分に楽しんできましたよ・・・。



それに私はチャシティちゃんと違って、子供スケーターと喧嘩なんかしませんでしたよ~!

日本のフィギュアスケートの未来を担う、ちびっこたちですからね!