先日、宮原知子さんのスケート教室に行ってきた。
尼崎スケートリンクである。
宮原さんは私の友人であるISUの解説者、マーク・ハンレッティ氏のイチオシのスケーターさんで、彼のスケートキャンプではいつも宮原さんの演技動画を見せて、「ほら、指先、つま先まで美しい。 フィギュアスケートはジャンプやスピードとパワーだけじゃない。このポスチャー(姿勢)の美しさ、腕やフリーレッグの運び、角度、すべてにおいて、美を表現しているのが、宮原選手」といつも絶賛してくれている。
「今日はこれからサトコ・ミヤハラのレッスンを受けるよ~!」とメッセージを送ったら、マークからは'Oh, wow, she's my favourite skater!!!!!!!!! (ワオ、僕の一番好きなスケーターだよ!!!!!!!'. そして、'And if there is time, please thank her from ISU commentator for the beautiful moments she's given. I have loved her skating for years! (ISU解説者としてこれまでの美しい演技のお礼を、伝えてくれる?長い間、彼女の演技を観られて本当に良かった!)’ と。
下は名古屋のGPFで。 左がマーク、右は同じくISU解説者のテッド・バートン氏。
宮原さんは、パントマイムを習ったり、吉田都さんについてバレエの表現を学んだり、自己研鑽の努力を怠らなかった。
ミス・パーフェクトと呼ばれる確かな技術だけでなく、アーティストとしての表現力も身に着けた美しいスケート演技は、世界中のスケートファンを魅了したのだ。
数年前に吉田都さんにロンドンでお会いした時、宮原さんの話題がでて、同じ努力家の吉田さんの口からは、「宮原さんは私と性格が似ているような気がする」という言葉がでた。 「少しでもお役に立てていたら嬉しい」、とも。 吉田さんも宮原さんも、自分の技術について完璧主義、しかし、技術だけに胡坐をかくのではなく、それを使って芸術性あふれる演技をすることで、他者と一線を画しているというところが、確かに似ている。
この日、15人の大人スケーターが集まって、宮原さんの指導を受けた。
いわゆる基礎のストロークで、エッジワークやターンなどを美しくできるような練習を90分行ってくれた。
自分のことを言えば、どれもなんとなくできてはいるが、とても美しいとは言えない姿勢、足さばき、無駄な動きがあって体軸がしっかりせずにバランスが取れないという欠点を改めてつきつけられた。
宮原さんのサンプル滑走は、実に美しかったのである。
「こうすると楽にできます、こうすると、美しく見えます」というところのヒントをたくさん教わった。(だからと言って、身体がそのように動くかどうかはまた別の話だが…)
いや、まだまだ練習することはたくさんあるな、と感じたのだ。
宮原さんと一緒に写った写真は、さっそくマークに送っておいた。
「90分のセッションだったら、僕は自分が滑るよりサトコが滑っているところをずーっと見ていたいよ!」という返事があった。
最後に、美しいスパイラルと、コンビネーションスピンを見せてくれて、大拍手で終わった。
宮原先生、ありがとうございます! 毎週受けたいぐらいのレッスンでした!
宮原さんのお教室は、3月27日にもあって、まだ申し込みができるようです。
良かったらぜひ。



