ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

 

山上裁判を詳しく伝えてくれる報道記者の人がいる。

 

 

 

法廷で山上被告が初めて語ったのは、旧統一教会による家庭崩壊、父の死、兄の自殺、自身の自殺未遂・・・そして「家族を救うために死ぬ」という自己犠牲的思考だった。

教会への直接襲撃を繰り返し躊躇・失敗した末、「安倍氏が最も影響力のあるシンパ」と認識し、2022年7月8日の「その日」に至るまでの彼の孤独な半生が、淡々とした口調で克明に明かされた。

「憎いのは統一教会だけ」「安倍氏個人への怒りはなかった」――それでも引き金を引いた彼の絶望が、静かな法廷に重く響いた。

 

【裁判全文】旧統一教会の影に翻弄された男の告白―「自分が死んで家族に金を・・・」家族の崩壊、自殺未遂、安倍氏襲撃までの半生【安倍元首相銃撃事件⑥被告人質問⑴】|報道記者が書く裁判全文-傍聴ノート-

 

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「山上さんがやらなければ、自分がやっていたかもしれない」

複数の2世信者がそう“投影”した。

さらに安倍元首相について 「国が堂々と後押ししていると絶望した」 「これで被害がさらに増えると危機感を覚えた」。

宗教2世問題の“本当の恐ろしさ”と、 なぜ怒りの矛先が親ではなく教会、そして安倍氏へと向かったのか── 30年以上現場を見てきた元信者弁護士だからこそ語れる、 “宗教的虐待”のリアルが法廷で供述された。

 

【裁判全文】「山上は自分だ。山上さんがやらなければ自分がやっていたかもしれない」「言語化するなら、絶望」【安倍元首相銃撃事件⑤元信者だった弁護士の証人尋問】|報道記者が書く裁判全文-傍聴ノート-

 

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検察側は、統一教会に対する山上被告の感情は、安倍元総理とは無関係だという主張をしているが、本当にそうだろうか?

 

最初は統一教会の幹部を狙っていたが、安倍元総理の統一教会に対する応援のビデオメッセージを見て、心が決まったという。安倍総理という日本のトップにいる権力者が応援メッセージを送る。 安部氏が、一線を越えたというふうに山上氏はとらえたのだ。

 

絶望感と危機感…。

 

それは、多くの宗教2世信者が感じていたことなのかもしれない。

 

 

 

これは、統一教会に関係のない私でも理解できる心の動きであって、「安倍氏は無関係」とする検察の主張は不自然であり無理がある。

 

 

 

 

 

 

山上被告の妹も、裁判で「兄が安部氏を狙ったのは、理解できる。家においてあった教会の機関紙の表紙に何度も安部氏がでていましたから」と述べている。

 

 

ビデオメッセージと言い、表紙に自分の写真を使わせたり、明らかに統一教会のPRに大きな役割を果たしている安部氏。 無関係というのは無理があるだろう。

 

そして、統一教会はただの宗教団体ではない。あきらかに反日の言動を取り、日本国民の多くの家庭を崩壊するほどの寄付金をかなり強引に取り立てていた悪質なカルト集団である。

 

それを知りながら、組織名の変更を認めたり、被害者の裁判が行われたりしていたのに、被害者救済の弁護団からの陳情書の受け取りを拒否したりしていたのが、安部元首相である。

 

確信犯だったと言える。

 

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下は山上裁判のニュースについている一般人のコメントから
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統一教会の被害者家族からすれば、
あのビデオ出演は「自分たちの叫びを国家が踏みにじった瞬間」。
閉塞感や絶望を覚えるのは、あまりにも当然だと思う。
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そしてここに、この事件の“ねじれ”がある。
安倍元首相は殺害された被害者である一方で、
統一教会に権威を与えてしまったという意味では“間接的加害者”でもある。
山上被告は殺人という重大な罪を犯した加害者である一方で、
長年カルトに人生を壊された“被害者家族”でもある。
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殺人は罰されるべきだ。そこに議論の余地はない。
しかし同時に、「元総理としての責任が本当にゼロだったのか?」
という問いを避けることはできないと思う。
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国家の最高権力を持つ立場とは、
その“判断”ひとつで、弱い立場の人間の人生を左右してしまう、
あまりにも重い立場なのだから。
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国政にかかわる議員たちは、この重みを本当に理解しているのだろうか。
…いや、理解していないからこそ、今の日本の悲劇は続いているのではないか。

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オウムの時もそうだったけれど、政界だけじゃない、メディアの中にも統一教会の信者がかなり入っているんじゃないか、と思う。もちろん、政治家もどっぷりで、自民党議員だけじゃない…。

 

 

日本の政治家が、ここまで多くの宗教団体と密接にかかわって、これらの組織に便宜を図り、代わりにその信者から票や支援をもらっているのかと思うと、かなり心配になる…。

 

日本会議と統一教会、神政連というのが圧倒的に多い。もちろん高市さんも日本会議、統一教会、霊友会、神政連と関わり。

 

 

そしてこういった団体は、政治家に献金もしている…。企業だけではない。これだから、宗教カルトと癒着するのだ。

 

 

 

 

「選挙権がなく有権者ではない企業や団体が政策誘導のために多額の献金を政党に行ない、一方で政党側は企業の従業員や宗教団体の信者に様々な支援や投票を強力に要請するというWin −Winにより、国民全体ではなく利害関係のある者達のための政治になるのは自明の理であり実態。」

 

その通り。

 

統一教会とどっぷりの荻生田氏。高市さんに重用されている壺議員の筆頭。

 

 

 

ジャーナリストの皆さん、政治家がどのようにかかわって、統一教会を支援していたのかぜひ明かしてください。あなたたちの仕事ですよ!

 

 

 

(続く)