くちびるの皮が剥けても | 田舎よりお送りしています

田舎よりお送りしています

かっこいい自分になるべく
かっこわるい日々を書き連ねていく

20歳になった。

いうちさきは風邪をひき、熱をだしながら誕生日を迎えた。
いやはや、やはりポンコツである。

19歳の1年間はおそろしく濃い1年間だった。

思い出すと今でもぼろぼろと泣ける思い出がいくつかある。
しんどい1年だったんだほんとに。

子どものころから信頼して尊敬していた人との関係性が悪くなったり
このまま上手くいくと思っていたことがどうしようもなく頓挫したり
考えてもしょうがないことをいつまでも引きずってしまったり
おばあちゃんの容態がよくなかったり、不審者に悩んだり
友人が危篤だと知らされたけど最期に立ち会えなかったり

ほんとうにしんどかった。
かなりきつかった。

だれも話しかけてほしくなかった。
ただひとりで自分が可哀想だと泣いていたかった。

たくさんの人がすすめ、すすめと言う。
もっとやれる。いまのままじゃダメだ。さぁ。
疲れてるんじゃないの?そこにいてはダメだ。大丈夫?
賢いね。わかってる?もっともっと。なにやってるんだ。
自分を大切にしろ。自分の意見を言え、怒れ、泣け

けどそこで、だれが というわけではないけど
みんなが、日常を進めてくれたから止まらずに済みました。

他のみんな、とは一歩進んで
「わたし」に特別な関心を持ってくれる人にも
ありがたいことにたくさん出会えました。
大事にしてくれたり、世話をやいてくれたり、叱ってくれます。
去年までの関係とは随分変わった人がたくさんいます。
いいことなのかはまだわからないけど
すごいスピードで変化しています。
私自信も変わっているようです。

さきさん、あなたという人間がまた少しだけわかったような気がします。
君はかなり性格が悪いです。
そして思っていたよりも強い子ですね。

この1年で大きな声は出るようになったじゃないですか。
さぁもっともっと、大事にしようって自分で思えるような自分になるため
がんばりなさい。

いうちさきは20歳になった。