昨日まで散々ラブライブ語ってたくせに、スマホの壁紙はぼっちちゃんにしててすまない()
いや、コメント欄で『壁紙も今は凛ちゃんじゃなくなってそうだな』って言われたんでね。
まさか、かすみんじゃないとは思うめぇ!!
そんな告白を前振りとして、今日は映画レビュー。
【告白】
評価:S
一言感想:観る悪意
【あらすじ】
とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、担任の女性教諭 森口悠子は3月で教員を辞めることを告げる。
そして、愛娘が学校のプールで死んだ事件は殺人事件だったと告白する。
その犯人はこのクラスの中に2人いると。
警察は事故として処理したため、今更蒸し返すつもりもないという。
犯人を少年A, Bと呼ぶ森口だが、彼女の告白により犯人が誰なのかクラス中に伝わる。
そして、森口は少年法で守られた 2人の少年に“ある仕掛け”を施して学校を去る。
その告白は生徒たちの間でさらなる事件を引き起こすことになる。
この映画、観返したのは1週間前くらいなんだけど、色々バタバタしてて書くのが遅れました(^_^;)
とはいえ、この作品自体はちょいちょい話題にしてはいました。
これと同じ監督さんですね。
なんなら『告白』が好きだったんで、『嫌われ松子の一生』を観たという流れ。
んで、今回レビュー記事なんだけど、あらすじ以上のネタバレはしません。
この映画はネタバレされると、初見のインパクトが大幅減するのでね。
上に書いたあらすじ、そして予告編で少しでも興味惹かれる部分があれば是非観てみてほしい名作です。
一言感想でも書きましたが、『人の悪意を観る映画』ですね。そんなスプラッタ要素はないのに、R15指定になってる辺りヤバい作品。
・歪んだ目的で先生の娘を殺そうとした少年A
・少年Aに裏切られた腹いせで娘にとどめを刺した少年B
・少年法に守られた2人に復讐をすることを決意した先生
・殺人犯になら何をしても良いと少年Aをイジメるモブ生徒達
・そのイジメを止めようとして、逆に助長させているが、それに気づいてすらいないバカ教師
・少年Bが殺人を起こしたことを知りながらも、息子を庇う母親
自覚無自覚ありますが、登場人物の全員が何かしらの悪意を持って行動する。
そして、この作品の一番すげぇところはそんな悪意をエンターテイメントに昇華してるとこですね。
最近(?)のなろう系の趣向は『追放されたパーティに復讐する話』だそうですが、そんなチンケな復讐とは比べ物にならない、クソガキのアイデンティティを根本からひっくり返す復讐劇は見事でした。 本人には一切手を出さず、なおかつ本人の行動次第ではバッドエンド回避も容易だったというね。
子役もかなり良い演技してたし、演技面に関しては文句なしですね。
中学生には難しい役でしたが、メインの3人共しっかりこなしてました。
あと、開始早々に殺された先生の娘は芦田愛菜ちゃんだったりするw 『マルモのおきて』よりも前の映画だし、まだブレイクしてない頃だね。
こんな感じ!!! ネタバレしたくなかったから浅いけど()
100分ちょっとで、シンプルに纏まった映画です。
前半、中盤、後半としっかり分かれているのでダレることなく最後まで観れるのも高ポイント。
ホラーではないのに怖い作品です。
この作品に関しては『機会があれば観てみて』とは言わずに、『四の五の言わずに観ろ!』と言いたいですね。
邦画ではトップレベルにお勧めの作品です。
んじゃ、今回はここまで〜。