2023年夏アニメレビュー③【幻日のヨハネ】 | ぽっぽの何となく日記

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中途半端なオタクである私、ぽっぽが何気ない日常や遊戯王カードゲームやジャンプ感想や特撮もの等、オタクっぽいこと語りまくるブログです。お付き合い頂ければ私は幸せ。



昨日の遊戯王記事で、こいつの話題が出たので。
結構昔からある『伝説の都アトランティス』というフィールド魔法。
こいつの特徴は『ルール上「海」として扱う』というもの。



これですね。
最初期からあるカードなんですけど、流石にこの弱カードだと、現代遊戯王ではやっていけない。 しかし、『海』を参照するカードも多かったので「海としても扱う」アトランティスみたいなカードが出てきた訳です。
そして、遊戯王は同じカード名のカードはデッキに3枚までしか入れられないので、アトランティスと海は合計3枚までしか入れられない、という決まりもあります。 『場か墓地にある時に「海」として扱う』じゃなく、デッキに入った時点で「海」になるのでね。

ここで少し面白いのが、このアトランティスは「ルール上、海として扱う」ので、逆に言うと『デッキに入れた時点で、このカードは「伝説の都アトランティス」では無くなる』んですよね。
「海としても扱う」じゃなくて「海として扱う」なので。 まさに伝説の都というw




さて、ここでポイントになるのが、このモンスター『アトランティスの戦士』。
まぁよく居る『手札から捨てて特定のフィールド魔法をサーチするモンスター』なんですけど、こいつの場合は少し勝手が違う。
何故なら『デッキの中に「伝説の都アトランティス」なんてカードは存在しない』からw  あれは単なる海です。



何かもう『トトロいたもん!』とか『空島はあったんだ!』とか『STAP細胞はありまぁす!』とかを連想してしまうね。
ちなみに、カードの書き方的には「伝説の都アトランティス」をサーチ出来ないんですけど、KONAMIの特殊裁定によってサーチ出来ることになってますw こいつだけはアトランティスの存在を知っている、と考えると少しエモいw
ちなみに戦士を名乗ってるけど、戦士族じゃなく水族なせいで、『こいつ「アトランティスの戦士」じゃなくて「海の水」じゃん』と、一部で不名誉にも程があるあだ名を付けられたというw


と、まぁ前振りトークが長くなりましたが、今回もアニメレビュー。
海ともシーラカンスとも関係の深いアイドルアニメのスピンオフアニメですね。




【幻日のヨハネ】

評価:B
一言感想:全てが中途半端

はい、我らがラブライブシリーズの最新作、なんですが!!!
名前にラブライブは冠しておりません。
何故なら、今回のAqoursはアイドルではない、どころか女子高生でもないからです。 ラブライブなんて出なくて良い、というか無い/(^o^)\
この『幻日のヨハネ』は、所謂『エイプリルフールネタが本当にアニメになっちゃったぜ』的なやつですね。 キャラはそのまま、設定を変えたアニメって感じ。





冒頭で、『シーラカンスとも関係が深い』的なこと言ったのは、Aqoursの10人目はシーラカンスだからですね。 幻日のヨハネより前のエイプリルフールネタw





【あらすじ】
みんなが知ってるあの子の、みんなが知らない物語──。
海と山に囲まれた風光明媚な港町“ヌマヅ”。
幼い頃から周囲になじめなかった少女ヨハネは、街の皆と距離をとって暮らしていた。
私のやりたいこと、私の本当の居場所、それは──。
素直になれない少女と歩む、
あなたの知ってる不思議な世界。

という雰囲気の物語。
1話時点で、2年間都会で一人暮らししたヨハネが歌手になる夢が叶えられず燻っていて、お金が尽きたのでヌマヅに帰ってきて、幼馴染みのハナマルを始めとした、同世代の女子達との交流やお仕事体験などを経て、ヨハネが少し成長するお話。

このあらすじで分かると思いますが、元のAqoursと違って、誰も学生ではなく、全員が何かしらの仕事をしています。
まずはメンバー全員分の解説やっていきましょうか。




【ヨハネ】

歌手になろうと都会に行ってからの出戻り。
最初は引き籠もってたけど、何か仕事をすることになり、占い屋を開くけど、何故か『何でも屋』になって、最終的にやっぱり歌手になった。
また内地に戻るみたいな話があったけど、結局はヌマヅに残って歌うことにしたらしい。
一言感想にも書いたけど、この辺も『中途半端だなぁ』と思った1つ。
結局、ヨハネをどうしたいのかが分かりにくい。
後、終始『やっぱり私なんて・・・』とウジウジしてて後半はイライラしてくる(^_^;)




喋れる犬・ライラプス(CV日笠陽子)が相棒。
このライラプスがヨハネに次いで出番が多いので、折角サンシャインのスピンオフなのに、その感じが薄いのも惜しい。
実際に喋ってる訳じゃなくて、ヨハネの魔法でヨハネにだけ言葉が通じてたっぽい。 実際、他の人達がいる前ではライラプスが喋ってるシーンはなかった。 ただ、それも明言しないから、なんかスッキリしないまま話が進んでいく。
使い魔的な感じで出したかったんだと思うけど、それにしては扱いを持て余してたなと思う。



【ハナマル】

パン屋の娘。
のっぽパンの呪縛から逃れられてないなぁと思うけど、まぁこれくらいなら。
1話の時点では幼馴染みとして、ヨシマル(ヨハマル)を発揮してくれましたが、回を増すごとに影がドンドン薄くなっていって、終わってみればまぁ影薄い組でしたね(^_^;)



【リコ】
動物学者。
本編では犬嫌いを克服してたけど、こっちでは最初から動物大好きって感じ。
んで、ヨハネとおなじく人見知りなので、中盤からはハナマルより仲良くなってた感じ。
・・・・おや、これサンシャイン本編でも()



【マリ】

魔王。声優的には邪神ちゃん()
人の心が読めるので、それで人と触れ合うのが嫌になり、離れ島に引き籠もってた人。
そして、今作で1番可愛かった(*゚∀゚)
このマリが見れただけで、アニメ化された価値はあったかな。
ハイテンションでシャイニー連呼しないだけで、結構印象変わるもんだね。




控え目オドオドマリーは最高に可愛かった。
背の小さいヨハネの後ろに隠れてるの萌え(*°∀°)=3
ここから人と打ち解けて、最終回の最後で満を持して『シャイニー☆』といったのは良かったね。 こういうので良いんだよ(^q^)




Guilty Kissの3人が全員人見知りだったので、中盤からはこの3人で仲良くなってましたね。
そのせいで、ハナマルの霊圧が消えた()



【チカ】

旅館の娘。これは原作通りかw
ただ、性格はかなり落ち着いてたというか、前作主人公の貫禄を見せていたかな。






なんか謎の三姉妹として暗躍してた。

ただ、本当に暗躍してただけで『何故こんな格好してるのか』が分からないんよ。
3話でこの3人出てきた時は意味わからな過ぎて、このまま面白くなるかなーと思ったけど、そのままでしたね(^_^;)




【ダイヤ】

ヌマヅの執務長官。
まぁ生徒会長からの派生でしょうが、堅いながらも市民を気にかける、良い為政者でした。






途中でバイクに乗って変身したけど()

そんな・・・ダイヤさんはライダーじゃなく、イエローバスターのはず(中の人的な意味で)
いちおうは平和なはずのヌマヅで何故に執務長官が変身ヒーローやってるかは当然の如く語られないぜ!!!



ちなみに、秘書を務めるコハクの中の人はM・A・Oさんだからゴーカイイエローだぜ。
おそらく、その辺を見越したキャスティング。




【ルビィ】

今作で一番イミワカンナイ妖精。
なんかダイヤさんのバイクに憑依したら性能が上がるらしい。
妖精って時点で『あー、今作はダイヤさんとは血縁無いのか』と思ってたんですけど、実妹らしい。 ・・・・どゆこと?




あと普通に人間サイズになれる。

説明をしろー・・・。
ダイヤのサポートをする時だけ妖精化するなら分かるんだけど、こいつ気分で大きくなったり小さくなったりするから訳わからん。



【ヨウ】

郵便配達人。
かなり空気だったので、特に語ることがない。
大砲使って空を飛んでた。



【カナン】

メカニック。
ヨウと並んで空気。
間違いなくライラプスより出番はないし、下手すりゃモブ幼女(CV久野美咲)より出番は少ない。
久野さんの声が目立ち過ぎるのはあるw 






なんかトノサマとかいうカエル型ロボット作ってたけど、ファンタジー要素を増やそうとして良く分からんキャラが増えた、で終わってるんだよね。
そもそも、トロッコの操縦桿壊した脳筋が異世界転移したらメカニックになるの?





キャラはこんな感じ。
んで、総評としては『やっぱり全てが中途半端で薄味』って感じになりますかねぇ。
これ、全13話なんですけど、絶対もっとコンパクトに収められたはず。
一応『ヨハネの成長』っての描きたかったんだろうなってのは分かるんだけど、シリアスにしたいのか、日常系にしたいのか、ライラプスとのバディ物にしたいのか、全部ごちゃ混ぜにして失敗してしまった、みたいな感想ですね。
どうせなら全員、なんかの能力者で暴走した野生動物達とバトルしてほしかった。




というか、OP観ててそうなると思ってたのにならなくて驚き。
OPの雰囲気的にはシリアスっぽいのにね。
後半、ハナマルとかヨウ辺りは避難誘導ばっかしてたしw

俺はサンシャイン1期信者で、2期と映画は否定派ですが、スピンオフのこっちも否定派かなぁ。 楽しみ方が良く分からなかった。
途中のお仕事体験はマジでお仕事体験だったしなぁ。あの辺は観てて辛かった。
サンシャイン知っててもこんな感想なんで、サンシャイン知らないともっとキツいと思う。






このアニメ、ここから2種類もゲーム出す予定なの大丈夫?

なんか、力の注ぎ方を全力で間違えてる気がする。 ぶっちゃけ、久々にアニメで動くAqoursを観れたのは悪くなかったけど、これやる位なら漫画設定の方でリメイクしてくれた方が良かったかなって感想。
とはいえ、映像は悪くなかったし、曲も良かったので、CではなくB評価。




【2023年夏アニメランキング】(暫定)
1.呪術廻戦 懐玉・玉折
2.ライザのアトリエ
3.幻日のヨハネ


こんな感じ。
ライザと同じB評価だけと、ライザは実質Aみたいなところあるからね。
結構差が開いてます。
サンシャイン大好きな人じゃないと勧められないし、その中でも『何でもおk』って人はどうぞ。
んじゃ、今回はここまで〜。