アニメレビュー【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】 | ぽっぽの何となく日記

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中途半端なオタクである私、ぽっぽが何気ない日常や遊戯王カードゲームやジャンプ感想や特撮もの等、オタクっぽいこと語りまくるブログです。お付き合い頂ければ私は幸せ。

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心配いただいた方、ありがとうございました( ^ω^)
月曜までは隔離期間ですが、火曜からは通勤して仕事も出来る予定。
モンハンもアニメもあるし、趣味的には引きこもりで問題ないんだけど、外食行けないのが地味に辛いw ラーメン食べたいw


閑話休題、ここからが本題。
今回はアニメレビュー。
いよいよ、あの名作です!!


ヴァイオレット・エヴァーガーデン!!

小説原作のアニメ。あの京アニ製作ですね。
ようやく観れたのもU-NEXTのおかげ・・・・ではなく、いつ行ってもレンタル中だったのに、ようやくGEOに置いてたんですよね。 U-NEXTではやってない作品だから助かったw
GEO離れしようとしてるのを見初めて『し、しかたないにゃあ』って感じで出してくれたものだと思ってるw
センキューGEO!!! いや、まぁこれ返却したらしばらく行かないけど()





感情を持たない「武器」として育てられた、元兵士の少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦後、彼女は「自動手記人形(ドール)」と呼ばれる手紙の代筆業に従事しながら、かつて大切なギルベルト少佐に告げられた「愛してる」という言葉の意味を探している。
これは1人の少女が、数多の人と手紙に関わりながら「愛してる」の意味を探す物語。




タイトルが主人公の名前というド直球さにピッタリというか、物語自体は非常にシンプル。
特に前半は1話完結のオムニバス構成になっていて、ヴァイオレットが次第に人の心を理解していくのも分かり、非常に観やすいです。
元軍人なので手紙書かせたら報告書のようになっていたのが、中盤からは恋文の代筆も出来るようになってますからね。




腕こんなだし、「自動手記人形」って役職名のせいでロボットなのかと思いましたが、普通に人間でしたねw まぁ誰もが通る勘違いだと思うw
手紙代筆の役職についてる女性の役職名が「自動手記人形」というだけ。
でも、孤児かつ戦場帰りなヴァイオレットは心の機微が分からず機械的な手紙になってしまう。 この辺も含めて狙いなんでしょうね。






ヴァイオレットの問題自体は9話で一先ず解決。
ヴァイオレットは戦争の被害者だが、加害者でもある。 ヴァイオレットが殺めた人にも家族がいた。
手紙を届けるようになったことで、1人1人にそれぞれの家族や大切な人がいたことを思い知り、でも自分はそれを奪ってしまった。過去の過ちは消えない。
でも、ヴァイオレットが自動手記人形として行ってきたことも消えない。
今までの依頼人達の描写を挟み、なおかつタイトルが『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。
もう完璧な最終回w
あと3話くらいあるけど何すんのかなー、とか思ってました。










そしたら10話が神回だった(;ω;)

涙腺よわよわクソザコオッサンなので、アニメ観て泣くことは結構あるんですけど、なんの比喩もなくタオルを涙で濡らしたのは久しぶりw








ストーリー自体は鉄板だったんですよね。
余命幾ばくもない母親がまだ小さい娘アンの為に手紙を書く。
毎年誕生日に届くように。
なんと、その数50通(多すぎね?と思うと、少し涙が引っ込むw)
本当に小さかった少女。 成長ごとに新しい手紙が手元に届く。
この流れはパクリと言わんまでも、良く使われる手法なんですよ。 最近観たアニメだと『かくしごと』でもありましたね。





ただ、それをやったのが10話ってのがエグかった。
先述の通り、ヴァイオレットは9話で成長してるので、これまでよりは心の機微が分かるようになってるんですよ。
だからこそ、仕事中は感情を押し殺し、アンちゃんには涙を見せないように接する。
仕事を終え、手紙を預かり、事務所に帰ったあと、彼女は仲間達の前で涙する。
ここでもう完全に涙腺崩壊(;ω;)
親子愛までなら耐えられた。
その後のヴァイオレットちゃんの涙で完全にダメだった。 自動手記人形始めたばかりの頃はあんなにポンコツだったのに、泣けるようになったんだなって。
基本、ヴァイオレットちゃんが泣いてるシーンは俺も泣いてるw





最終回の『少佐への手紙』は本当に良かった。
これまでの物語を観てきたから、手紙の中の『私は、今、愛してるも、少しは解るのです』で少し泣く(号泣)
この『少しは』のところに謙虚さも見え、少しばかりのドヤ感も見え、なんというか絶妙。




TVシリーズのOP。
元々好きな曲でしたが、アニメ観たあとだと破壊力が増しますね・・・。
『生きること やめないこと。 あなたに今日を誇れるように』の歌詞で泣きそうになる。






TVシリーズが終わったあと、1つ外伝が挟まりました。
これは自動手記人形としてではなく、何故か同世代(予想)の女の子の家庭教師として勤務することになったヴァイオレットちゃんの物語。 
本編では同僚とかお客様は出来たけれど、『友達』といえる存在は居なかったからね。
同世代の女の子とイチャイチャ(主観)するヴァイオレットは斬新だったので、割と好きなエピソード。
その友達の妹とのエピソードもあり、エモさ×2って感じのエピソードで満足。






そして劇場版!!!

まず導入が未来の話。
電話が普及し、自動手記人形という職業が廃れた頃。1人の少女が祖母の遺品整理をしていたら大切に仕舞われた大量の手紙を見つける。
それは早くに亡くなった祖母の母親から祖母に当てた手紙。毎年誕生日に届くように手配された50通の手紙。




いきなり泣かせにくるの止めろぉ!!!

良かった・・・アン、手紙ちゃんと最後まで受け取れたんやね( ;∀;)
家族にも恵まれたようで、本当に良かった。

んで、そこからまた時系列が戻り、ヴァイオレットちゃんの現役時代の話。
まぁ少佐が生きていて、っていう話でした。
ぶっちゃけ、ここは個人的には乗りきれず。
生きていたのに行方を眩ましたり、ヴァイオレットちゃんが会いに行っても顔を見せようとしない少佐は、ぶっちゃけ『めんどくせー男』でした(^_^;)
登場キャラが『この馬鹿野郎!』と代弁してくれたからギリセーフ。

これ、原作小説だともう少しフォロー入ってるらしいね。 少佐、実はヴァイオレットちゃんと同じ病院に最初は収容されてた自分のせいで両腕を失ったヴァイオレットちゃんを見て自責の念にかられて失踪したんだとか。 それならまぁ・・・というか、アニメの演出だと完全に死んでるんですわ。



あと、少佐の坂道ダッシュは『流石に死ぬだろー』と思いながら観てしまった(^_^;)
この辺りは少し過剰な描写だったかなって。
いや、泣けはしたんだけどね。

ちなみにこの劇場版について『ギルベルト少佐の愛って恋愛的なやつだったの? 家族愛的なのだと思ってた! 解釈違い!』みたいな意見も観ましたが、個人的にはTVシリーズの頃から『このロリコンめ!』と思いながら観てたので、そこはそんなに。
まぁロリヴァイオレットちゃん可愛かったし、ロリコンになるのも仕方ない()
どちらかというと、少佐が面倒くさすぎたのがなんだかな、ってだけ。
てか、軍人時代こそロリだったけど、自動手記人形になってからのヴァイオレットちゃんって美人過ぎて年の差そんなあるように見えないというか、ぶっちゃけセイバーに似(ry



最後、冒頭のアン孫に戻り、ヴァイオレットちゃんが切手になってるところで終わり。
綺麗な終わり方だったけど、140分と長めの作品になっちゃったし、アン孫は最初と最後だけで良かったかなーって少し思いましたね。
映画は90分から2時間くらいに納めてほしい派。




こんな感じ!!!
不満点も書いたけど、概ね満足。
というか、ここまで泣かされた作品も久々なので不満点書いてもツンデレみたいな感じにしかならない/(^o^)\
そもそも王道感動ストーリーを京アニがつくったら、そりゃ神がかるに決まってるんですよ。
ちなみに私は、アニメ詳しくない人にお勧めアニメ聞かれた時のストックに『氷菓』『ユーフォニアム』を用意してるけど、今回から『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を加えていこうと思う。
てな感じで、今回はここまでー。