団十郎朝顔・成長記録~6月からお盆まで~【12月11日追記】 | 前略、田舎の庭より。

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花の写真を載せています。
取り立ててオシャレなものはない、ごくアレな田舎の庭ですが、季節を感じていただけたら幸いです。

団十郎朝顔の種を2粒譲って頂いたので、現在大事に育てています。

朝顔をこんなに大事に育てたのは、これまでの人生で初めてです。

種まきから花が咲くまでの成長をまとめてみます。

6月16日。

譲って頂いた種を1粒ずつポットに蒔きました。

前日の夜に殻をヤスリで削って、メネデールに一晩浸しておきました。

貴重な2粒。是非咲かせたい。そしてあわよくば種を沢山採って返還致したい。

そんな願いを込めてメネデール。

お花も野菜もメネデール。

土は車庫にあった母の行きつけの花屋さんで購入したらしい育苗用のなんか良い土を2ポット分失敬して。今思えばこの土が良かったのかもしれない。普段私が買う種まき用の土とは少し質の違うなんかいい土。

 

ちなみに、

『団十郎朝顔(だんじゅうろうあさがお)は、主に大輪系で茶色の花を咲かせるアサガオに付けられる名称の一種。 本記事では、主に朝顔愛好会を中心に育てられている黄蝉葉の団十郎について記す。

戦前、吉田柳吉氏が「花王」から分離選出したものを伊藤穣士郎氏が保存維持したと伝えられる。[1]

花色は海老茶、葉は黄蝉葉である。(Wikipediaより)』

だそう。

海老茶色。なんて渋い。こんな粋な朝顔があったなんて。

『葉は黄蝉葉である。』まずは葉に斑が入らないことを祈ります。

 

6月18日。

2日目で早速芽が出ました。

早くてびっくり。

6月19日。

葉っぱがピョコっと出てきました。

この時点ではまだ葉の特徴はわかりません。

6月25日。

双葉が開きました。

次に出てくる葉が楽しみです。

早く鉢に植え替えたい気持ちをグッと堪えて、葉が4~5枚になるまでこのまま根っこを育てます。

後の勢いを見ると、このポット時代をじっくり育てるのが結構大きなポイントなんではないかと、勉強になりました。

6月30日。

きれいな黄蝉葉でした。

まずは葉の特徴はばっちりです。良かったキラキラ

7月1日。

5枚目の葉が出てきたあたりで鉢へ植え付けました。

鉢は7号鉢にしました。シーズン中にバンバン咲いて欲しいので、元肥に緩効性の化成肥料を混ぜてあります。

7月17日。

葉が8枚ぐらい揃うのを待ちに待って摘心しました。

摘心した途端に急にボリュームが出てきました。

7月22日。

だんだんツルが伸び始めました。

ガッシリとしている割に、あまり自分から巻き付こうという意欲が見られません。

麻紐で誘因しながら巻き付けていくことにします。

7月23日。

一日一日、少しずつ変化していく様子が嬉しくて。

人間、種2粒でこんなに楽しめるなんて。

あぁ、できることならば、芽が出ただの、葉が増えただの、そんな事だけを眺めて暮らしていたい。

7月27日。

蕾を見つけました。

もう楽しみな気持ちが急加速です。

8月2日。

蕾の先端に赤い部分が見えてきました。

8月3日。

ツルもだいぶ上まで伸びてきました。

相変わらず巻き付こうという積極性は見られず、ビヨーンと伸びたままです。

8月4日。

赤い部分がだいぶ見えてきました。

8月5日。

蕾が緩み始めて、今にも開きそうです。

8月6日。

ついに咲きましたキラキラ

一輪の直径が10cm以上はあると思います。

写真だと少し赤みがかって写りますが、実際はもう少し薄くて渋い、海老茶色というのがぴったりな色合です。

質感も何だか染め物の着物の様な、本当に素敵な朝顔です。

まさしく団十郎。なんてぴったりで粋なネーミングだことキラキラ

8月6日。

同じ日の夕方、18時46分頃です。

朝に咲いた花が何だかもったいなくて、直射日光のあまり当たらない玄関先に取り込んでおいたのですが、仕事から帰ってみるとまだ開いている花があって驚きました。

朝顔というぐらいだから、せいぜい午前中まででしょ、と勝手に認識しておりました。

開花してからの時間ではなく、花びらの水分が蒸発するにつれてしぼんでいくものなのだそうですね。

特に大輪なこともあって、花びらの水分が蒸発しにくい様で、曇りや雨の日には日が暮れるまでずっと開いていたりします。

ちなみに開花の時間は、前日の日没からの時間だそうです。(インターネット情報)

 

8月7日。

支柱を大きいサイズに換えたかったので、思い切って鉢も7号から10号へ鉢増ししました。

せっかくの蕾が枯れてしまわないか心配で、なるべく根鉢を崩さないように大事に大事に移植。

足した分の土にまた肥料を混ぜておいたので、ちょうど良い追肥になったみたいです。

8月8日。

本当に素敵な色と質感です。

この写真が一番肉眼の色と質感に近い気がします。

 

8月9日。

思い切って鉢と支柱を大きくして正解でした。

蕾が沢山ついていて、ツルもまだまだ伸びそうです。

8月10日。

毎朝起きて花を確認するのが楽しみです。

8月11日。

毎日次々と開きます。

8月13日。

一日写真を撮り忘れていたみたいです。

くったりしおれて写っているのが前日に咲いた分です。

8月14日。

一度に開く数が多くなってきました。

8月15日。

台風接近中でしたので、前日から玄関の中へ。

屋内で眺める団十郎も素敵です。

同じく8月15日。

玄関先へ出してみると、一体どこから撮れば良いやらな状態です。

この日は全部で13輪開いていました。

8月16日。

お盆も明けて今朝の様子です。

今日も2鉢合わせて13輪開いていました。

今のところ開花してからは毎日どちらかの鉢に咲いてくれています。

 

種まき当初jは実物が見られたらいいなぁと思っていた団十郎。

こんなに沢山咲いてくれるとは思っていませんでした。

 

あわよくば種を増やしてホクホク…という下心を見透かされているのか、どなたかのブログでお見かけした通り本当に種が出来にくい様で、今のところ60輪近く咲きましたが種が出来そうな気配がありません。

やっぱりプロの育種家さんや愛好家の方は技があるんでしょうねぇ。

どうかひと夏で終わりませんように。

せめてスタートラインの2粒…いや4粒…10粒…(溢れ出る下心)

 

↓↓↓

【12月11日追記】

 

→種ができはじめた頃の記事

 

11月11日の写真です。

無事に種が採れましたうふふ・・・この時に数えて55粒。

一つの殻にだいたい2粒~3粒入っていました。

また来年用に5粒分けていただいて、残りは念願通り返還できましたにこ

その後、最後の3個を採取して、全部で58粒。

分けていただいた分と合わせて、来年用の種が茶封筒に8粒入っています。

2粒スタートからの、採取出来たのが58粒。

めちゃくちゃ採れましたねーうふふ・・・

種ができないできないとヤキモキしていたあの日々は一体なんだったのか。

単純に時期の問題だったみたいですねうふふ・・・

日照時間や気温を読み取っているのか、朝顔にも「種を残しておかなければ!」と思う時期がある様です。

お陰様で、今年の夏は存分に楽しませていただきましたうふふ・・・

種を分けて頂いて感謝キラキラ沢山咲いてくれて感謝キラキラです。

 

来年も育ててみよう♪

ただ、一回大事に大事にやったので、来年は凄く雑になりそうですうふふ・・・

 

つたない写真と文章に長いことお付き合いいただきありがとうございますニコニコキラキラ

大人の自由研究2018、完結でございます。