6/1、当社の新年度がスタートしました。今期のお店の目標を以下のように設定しました。

 

 

経営の3大資源は「ヒト、モノ、カネ」だといわれます。今、この3つのリソースの中で一番不足しているのが「ヒト」であります。特に小売業、飲食業、宿泊業、運輸業の現場では深刻な人手不足です。

 

今期、この社会問題に真正面から取り組み「欠員ゼロ」を目指します。

 

サブタイトルの『ファミリー同志でつくろう!ホームスイートショップ』とは、「会社のみではこの問題は解決しない。ファミリー同志の絆がとても大事なんです」というメッセージです。「勝手に休める職場でなく、休みやすい職場でなければ、欠員ゼロは継続しない。であれば、ファミリー同志の助け合いと感謝の気持ちがとても大事です」と伝えました。

 

人手不足解消に関して、こうした社内での努力以外に提言があります。

 

シニア世代の職探しが活発になってきています。問題は求める職種です。事務系マネジメント系に人気がありますが、不足しているのは現場の仕事です。

 

高学歴でデスクワークが主だった方は現場の仕事につくことに抵抗があります。また貯蓄に余裕があるので無理して働きません。働かずに余暇を堪能します。

 

余暇にはサービスを施す人が必要です。タクシー運転手が不足していますが、サービスを受けるばかりのシニア層が週に1日だけドライバーのアルバイトをすれば、相当な効果があると思われます。

 

シニアライフでもっとも重要なことは「健康寿命」だと思います。その健康寿命を長く保つために、多くの医師が推奨する最善策は「働くこと」です。シニアが現場で働くことは「人手不足」を解消するだけでなく、「健康寿命」の促進につながり、結果、介護負担(人もお金も)を減らします。

 

当社でも75歳まで定年を引き上げました。平均寿命が90歳になる中、それでも老後は15年あるのです。