本日、5/2の日本経済新聞九州コーナーに当社の取り組みが紹介されました。

 

「お客様のインセンティブと社内現場の視点に着目したアイデア、素晴らしいと思います」多くの方々から反響がありました。

 

 

 

 

1年くらい前になんとなく「両替って現金商売のお店にとって空気のように当たり前にあるものだけど、ものすごい労力費やしているよなぁ~」って感じはじめ、社内で「両替って無くせないかなぁ?」と語り始めました。

 

社員はきょとんとしていました。「無くせなくても、半減出来たら相当に楽になるよなぁ~」

 

こう考え、取り組みをはじめました。

 

↓結果・・・

 

 

 

当社で圧倒的に両替が多い金種が、100円玉と5000円札なのですが、ご覧のように激減しました!

 

ダイエットに成功した人が、「歩くのがものすごく楽になった!」と語りますが、まさに会社の動きが軽くなった印象です。実は、本部の両替の為の現金ストックが半減出来ました。今日、記事を読んだ現金管理係りのファミリーから「今のストックも多いくらいです。もっと減らしても大丈夫です」と報告を受けました。小売業にとって両替の準備金は贅肉のような存在です。

 

DX(デジタル・トランスフォーメーション)というビジネス用語はあっという間に日本企業に浸透し、今や生産性向上や人手不足対策の「打ち出の小槌」的キーワードになっています。

 

天邪鬼な私はそれを疑います。

 

DX化というものは、しっかり見極めて導入しないと、生産性は落ち、かえって手間が増えたりします。特に売上規模の低い中小企業では、ソフト導入の重いイニシャルコスト(初期費用)が経営を圧迫します。

 

そこで私が思うのが、当たり前を疑うことです。その一つが両替でした。

 

いわば、AX(アナログ・トランスフォーメーション)です。

 

6月に全店で価格改定(値上げ)をしますが、ここでも当たり前を疑った手を打ちます。380円、480円、580円などの価格を無くし、400円、500円、600円とします。両替削減、現金受け渡し業務の効率化を重視した価格戦略です。

 

「えっつ?そんなことして大丈夫なの?」心配する声が聞こえます。

 

が、この改革は会社だけの恩恵に留まらないのではないか?

 

「このピッタリ価格、お客様も喜ぶのでは・・?」

 

当たり前を疑ったAXは続きます。