5月より発売をスタートした「のり弁」の販売が好調です。お店からの報告では、毎日買いに来ていただくリピーターも出現しているとのこと。さらにはGW中、一部の食材が足りなくなるなど、予想を大きく上回る売れ行きです。
のり弁の構想は5年以上前よりありましたが、今回「満を持して」の発売となりました。
お客様の声で多いのが「コスパがいい!」です。実は私にはちょっと意外な反応です。
もう40年も前ですが・・、学生時代によく「ほっかほっか亭」でのり弁を買っていました。その当時、200円台後半だった記憶があります。のり弁で480円は高いのでは?が値決めの時の個人的な印象でした。
ところがどっこい!お客様は安い!の反応です。
実は、商品部の原価計算から出てきた売価は500円台でした。それでは売れないと考え、最終決定した価格が480円でした。
『お客様は原価は知らないが、安いか高いかは知っている』とは、アイリスオオヤマの大山健太郎氏の言葉ですが、値決めについて誠に言い得て妙です。
さて・・・
「コスパがいい!」
そう感じていただいたポイントは何か?なぜ、原価を知らないのに安いと感じたのか?
POPのコピーにもありますが、「手づくり」だと思います。(上の画像)
のり弁にトッピングしているものはすべて「手づくり」です。特にきんぴらごぼうは、こののり弁のために、新たに開発しました。
当社は、2021年2月に「ポッポ宣言」を発表し、100%手作り×国産×米油を商品政策の柱にしてきました。以後、お弁当のサイド総菜に至るまですべて自家製(手づくり)にこだわり開発し、販売を続けています。
「満を持して」の販売スタート。
5年前の当社のレベルではこのパフォーマンス(コスパのパ)は実現しなかった!ポッポ宣言を通じ、じっくり商品力の積み重ねができてきた。
したがって構想以来の「時間軸」こそ、この弁当の本当の「価値」だと思います。