外に出れるわけないじゃん…?
前回、パニック障害を自覚しながらも、電車に乗れず病院に行けなかったところからの続きとなります。前回の記事はこちらから💁♀️
会社としても今後の対応を決めるには自己診断ではなく、医者の診断書が必要、調べるとすぐに病院にいって適切な治療が必要と書いてあるのですが、家の近くのコンビニですら死にそうな思いで行っている、ましてやさらに一駅向こうの病院なんて
無理に決まってるだろ!!!
とブチギレておりました笑
しかもどんどん出来ないことが増えていきます。
テレワークしながらお客さんとの会議中もドキドキして吐き気が止まりません。
なんならウィダーすら口にしたくない状態。
レトルトのお粥を2,3口たべて終了。
あぁ…ほんとに人生が終わったんだ。
しかし、実家に帰ろうにも新幹線に乗れない。
路頭に迷っている時に、本当に錯乱してたんでしょうね。
何故かパニック障害を否定したくて、電車で行けるところまで行ってやる!!!!
と躁状態になった時があって電車に飛び乗って、私はまともなんだと証明してやる!!と意気込んだ時がありました。
が、
案の定数駅先で吐き気に襲われダウン。
駅のホームで悔しくて、悲しくて、もどかしくて、いい大人が泣きながら駅員さんに介抱してもらいました(メトロの駅員さん本当にありがとう…🥲)
地上に出て、呼吸を整えて、さあどうやって帰ろうかと迷っているときに何気なく開いたGOタクシーのアプリ。もうこいつで帰るしかないかぁと。
タクシーを手配して、家路に向かいます。
あれ??????
タクシーなら平気だな?????
何故かわからないですが、タクシーだとドキドキも吐き気もないことに気づきました。
これ、タクシーなら病院に行けるのでは???
善は急げで帰ってすぐに病院の予約を取ります。
そして当日。
タクシーがマンションの前につけてくれてます。
本当に怖くて逃げ出したい。
今にも死にそうなくらいドキドキしています。
早速タクシーに乗り込み、病院に向かっている最中も何度も引き返してくださいという言葉がでかかりました。が、本当に精神論で申し訳ないですが、
ここで逃げたら一生かわらん
(このマインドは今後治療する上でずっと大切にしてました)
となんとか奮い立たせて病院に行きます。
そして、大汗かきながらもなんとか病院に辿り着きました。ついてみると、意外と平気で、逆にできることが増えた清々しさもありました。
こちらの記事でも書きましたが、自分のスキルとレベルがアップした感覚です。
病院の待合時間も平気にこなし、ついにお医者さんとの問診。
パニック障害と診断されましたが、気持ちは上向いてる。挫折はしても電車に乗ったり色々と挑戦していることから鬱ではないと言われました。
あなたのような日常生活を取り戻そうと意欲がある人は、休むより積極的に動いた方がいい。会社も休職せず、普通に生活しながら一緒に治していきましょうと言われました。
パニックになって初めて褒められた。肯定された。
まだ取り戻せる。やるしかないんだ。と、覚悟ができました。
スリピルド、インデラル、アルプラゾラム、レクサプロを処方され、飲んでみると食欲も湧くし、ドキドキもしない!!!!!
ハイになった私は病院の帰り、電車で帰宅することにしました。
すると
電車に普通に乗れた😭
暗闇の中を手探りで進んでたパニック障害で初めて一筋の光明が刺した感覚です。
今思うととんでもないステップを無視した暴露療法
なのですが、スキルが増えるたびにレベルと自己肯定感があがる。この感覚が非常に重要でした。
帰りにコンビニによって、うどんを買ってみる。
…食べれる!!!!!
私はほかのパニック障害の方の話を聞いたり思いを共有する会に参加したことがないのでよくわかりませんが、こんなに過敏に薬って効くものなんですかね?笑
ちなみに初期から治りかけまでそういったものや有料のカウンセリング等は一切使いませんでした。この痛みも経験も自分だけのもので誰かに吐き出しても変わらないし、ましてやこの病気を正規の医療機関を通さず、勝手に診断されるのが腑に落ちないという変なプライドがありました笑。
かの有名なイタリアのギャングスターも
「覚悟」とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!
一歩一歩ゆっくりでいいからスキルを手に入れていこう。ゲームと一緒だなというマインドセットはこの時に生まれました。
ここから日常生活に戻るために結構無茶するのですが、これまた長くなるので次回お話しします。
駄文、稚拙な文に長々とお付き合い頂きありがとうございます。
それではパニック障害になった経緯(治療編)でお会いしましょう😸❤️🔥